レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは、レッドブルリンクで行なわれたF1オーストリアGPを圧倒的な強さで勝利。ポールポジションからスタートして一度も首位の座を明け渡さなかったばかりか、2位になったバルテリ・ボッタス(メルセデス)に対して約18秒もの差をつけた。

 フェルスタッペンはこの勝利について、チームとマシンを称賛した。

「正直に言って信じられない」

 フェルスタッペンはレース後にそう語った。

「マシンはレールの上を走っているようだった。つまり、装着した全てのタイヤで、ドライビングするのが楽しかった。ちょっと普通じゃないね」

「今日のレースについては、ちょっと自分自身で驚いている。こんな風になるとは思っていなかった。こういう結果になったのは、皆の信じられないような仕事のおかげだ」

「もちろん、どの週末でも誰もが優勝の最有力候補だと見る。でも、今日の僕らが行なったことを常に達成するのは、決して簡単じゃない。チーム全体と、ホンダの多大な努力によるモノだ。パッケージ全体として、特にこの2週間は素晴らしいモノだったと思う」

 フェルスタッペンにとって唯一の悩みだったのは、レース序盤のセーフティカー出動時にリスタートを逃げ切る必要があった点だ。しかし、2番手を走るランド・ノリス(マクラーレン)との間にはセーフティなリードを築くことができた。

「スタートだけは集中しておかなければいけなかった」

 そうフェルスタッペンは語った。

「1周目もしくはリスタートで速く走れれば、自分のレースができることは分かっていた。まずはそれをしなきゃいけないんだけど、今日は信じられないほどだった」

 フェルスタッペンのタイトル争い最大のライバルであるルイス・ハミルトン(メルセデス)は、マシンにダメージを負ったこともあって4位でのフィニッシュとなった。そして2位でフィニッシュしたボッタスは、今のメルセデスはレッドブルに太刀打ちできないと認めた。

「純粋なペースにおけるレッドブルとの差を考えると、チームとしてはまともなポイントを獲得できたと思う」

 そうボッタスは語った。

「2位で再び表彰台に立つことができて嬉しい。今日できることを、最大限にやったと思う」