FIAは2021-22年シーズンのフォーミュラEの暫定カレンダーを発表。全16レースのうち、バンクーバーやケープタウン、ソウルでフォーミュラEのレースが初開催されることになる。

 シーズンは2022年の1月28-29日にサウジアラビアのディルイーヤで開幕する。2月には、第4戦として南アフリカの首都ケープタウンでフォーミュラEのレースが初開催される。

 第5戦には中国でのレースが予定されているが、開催地はまだ確定していない。中国での開催は、2019年3月に予定されていた三亜ePrixが新型コロナウイルスのパンデミックの影響で中止となって以来初めてとなる。

 フォーミュラEのCEOであるジェイミー・ライグルは、三亜は依然としてシリーズにとって主要ターゲットであるものの、上海や成都、深センなどの他都市での開催も評価中であるとmotorsport.comに述べている。

 4月30日には、モナコePrixが開催される。これまでフォーミュラEとヒストリックGPが隔年で交互開催されてきたが、コロナ禍の影響もあって今季はF1モナコGPも含めて3レースが行なわれた。フォーミュラEでは今季からモンテカルロ市街地コースのフルレイアウトを使用。成功を収めたことから、毎年モンテカルロでレースを開催することを目指していると考えられている。

 第10戦のバンクーバーも初開催。今年4月、バンクーバー市議会はモントリオールを拠点とするワンストップ・ストラテジー・グループと提携し、カナダで3番目に大きな都市圏でレースをすることを決定した。

 カナダでのフォーミュラE開催は、2017年7月に最終戦としてカナダのモントリオールでレースを実施して以来となる。

 シーズン終盤はニューヨークやロンドンでのダブルヘッダーを行なった後、初開催となるソウルでの2レースでシーズンが締めくくられることになる。

 当初ソウルでは、2020年5月にフォーミュラEを初開催する予定となっていたものの、これもコロナ禍で棚上げとなっていた。2022年は8月に、観光フェスティバル『ソウル・フェスタ』を同大会に合わせて開催し、大会を盛り上げようとしているという。

 なお、暫定カレンダーでは6月4日の第9戦がTBD(未定)となっている。2022年に初開催される可能性が高いと見られていたジャカルタとオランダのアイントホーフェンがカレンダーから漏れていることもあり、このどちらかがこの枠に入る可能性もある。

 FIAは、レースに関するルール変更も発表。セーフティカー先導で始まったレースをレースディレクターが中断し、グリッドからのスタンディングスタートで再開することができるようになった。これは今シーズン序盤の雨のレースで、セーフティカー明けのリスタートでほとんどアクションが起こらなかったことを受けての変更であり、ニューヨークで行なわれる次のレースから有効となる。

 またGen2マシンのテクニカルロードマップに従い、来季からレースモードでの各車の最大出力を200kWから220kWに引き上げる予定であることにもFIAは言及している。