メルセデスのバルテリ・ボッタスは、F1第16戦トルコGPをポールポジションからスタート。ウエットコンディションの中、レースを完璧にコントロールし、レッドブルのマックス・フェルスタッペンに14秒以上の差をつけて久々の優勝を飾った。

 このレースで、ボッタスのチームメイトであるルイス・ハミルトンはグリッド降格ペナルティを受けており、11番手から5位まで追い上げた。ボッタスがフェルスタッペンの優勝を阻んだこともあって、ハミルトンはポイントリーダーの座を失ったものの、その差は6ポイントに留まった。

 メルセデスのチーム代表を務めるトト・ウルフは、トルコGPの週末を通して見せた、ボッタスの”信じられないような走り”を称賛。来季はアルファロメオに移籍するボッタスにとって「これがメルセデスでの最後の勝利にはならないかもしれない」と語った。

「彼はポールからスタートし、楽に後続を引き離していった」

「彼はコース上で最も速く、タイヤマネジメントの面でも最も優れていた。彼は常にレースをコントロールし続け、ファステストラップを獲得した。これは10点満点中10点だ」

「コンストラクターズ選手権において重要な役割を果たすだけでなく、ルイスをサポートすることもできた。バルテリのパフォーマンスだけで、マックスが8ポイント多く獲得するのを防ぐことができたからだ」

 またボッタスが優勝し、ファステストラップのボーナスポイントを獲得したことで、レッドブルがフェルスタッペンとセルジオ・ペレスが表彰台に上がったにも関わらず、メルセデスはコンストラクターズランキングのリードを広げることができた。

 この結果、メルセデスはレッドブルに36ポイント差をつけて、史上最多となる8年連続のコンストラクターズタイトル獲得を目指して残り6レースに臨む。

 シーズン前半は、レッドブルがメルセデスに対して明らかにペース面で優位に立っていると思われていた時期もあったが、ウルフはチームが今季のマシン『W12』への理解を深めたことで競争力を上げることが出来たと考えている。一方で、メルセデスの方がより速いマシンであるという”確信”を持ってはいないとウルフは語った。

「我々は今、本当に良いパッケージを持っていると信じている」

「マシンには競争力があり、(トルコでは)特にコンペティティブだった。もしグリッドペナルティがなければ、1位と2位を獲得し、さらに8ポイント多く稼ぐこともできたはずだ」

「私は将来に向けて、用心しながらも楽観視している。(次戦アメリカGPの舞台)オースティンは我々が好きなサーキットだ。また別のチャンスでもある」

「しかしドライバーズ選手権は最後の最後まで盛り上がることは間違いないと思う」