メルセデスのバルテリ・ボッタスは、F1第16戦トルコGPで2021年シーズン初優勝を達成。調子を上向かせたように見えるが、彼によると2022年シーズンの見通しが決まっていることが、いい影響をもたらしているのだという。

 ボッタスは今年、メルセデスとの契約延長に値することを示そうと尽力してきたが成績が振るわず、チームは現ウイリアムズのジョージ・ラッセル起用を決定。シートを失うことになった。

 メルセデス離脱後の進路だが、ボッタスはアルファロメオへ移籍。彼曰く、この契約が結ばれたことで、アプローチに明らかな違いがもたらされたという。

 第14戦イタリアGP前にメルセデス離脱とアルファロメオ加入が発表されて以来、ボッタスはイタリアGPでは予選最速を記録して、スプリント予選レースも勝利。ロシアGPではグリッド降格ペナルティを受けながらも5位まで挽回し、トルコGPではポールトゥウィンと好調な走りが続いている。

 この直近3レースで、ボッタスは51ポイントを獲得。マックス・フェルスタッペン(レッドブル)の36ポイント、ハミルトンの35ポイントを上回るパフォーマンスを示している。

 ボッタスはこうした好調さについては、次のように語っている。

「うん、僕としては常に自信を持っていたけど、勝ったこと、僕がまだレースに勝てるということを思い出させたことは、良い事だと思う。久しぶりだったからね」

「ただ正直に言って、イタリアGPの後はとにかく、非常にリラックスできていたし、ドライビングのことだけに集中できた。それが助けになったのは確かだ」

 メルセデスからの離脱が決まっている状況でのレースについては、以前と同様の働き方で、テクニカルミーティングから締め出されることもないと語っている。

「チームはいい状態にあるし、何も変わっていないと思う」と、ボッタスは言う。

「全て変わりなく、チームは全体として良い心持ちにあるよ。僕たちは今年の残りのレースに向けて本当にやる気に溢れているし、いつものように懸命に働いている」

「過去5年間のようにこれまで参加していたミーティングにも参加している。他にミーティングがあったとしたら、僕は知らないけど、僕としては全てが普段どおりだ」

 ボッタスがメルセデスでレースをする機会も、残す所5レース。チーム代表のトト・ウルフは、トルコGP以降もボッタスが勝利を収める可能性を認めており、同時にレッドブルとのタイトル争いでの重要な役割を期待していると語った。

「今回が今シーズン最後(の勝利)ではないかもしれない」と、ウルフ代表は言う。

「彼がトルコで見せた力は、信じられないほどのモノだった。ポールポジションから簡単に逃げていった。コース上で最も速いドライバーであり、タイヤマネジメントの点でもベストだった。常に(レースを)コントロールし続け、ファステストラップを記録しているんだ」

「10点満点で10点だ。彼はコンストラクターズチャンピオンシップで重要な役割を果たすことができる。そしてルイスについてもだ。バルテリのパフォーマンスによって、マックスが更に8ポイントを獲得することを唯一防げたのだ」