ポルシェは、12月18日に2022年のモータースポーツプログラムを発表。新たにフェリペ・ナッセとデイン・キャメロンがファクトリードライバーに加わった。

 ポルシェの声明によると、彼らは「ポルシェのLMDhプロトタイプのさらなる開発に、集中的に携わる」ことになるという。

 ナッセとキャメロンは、2021年の夏頃からポルシェ入りが噂されてきた。

 ブラジル人ドライバーのナッセは、2015〜16年にかけてザウバーからF1に参戦。その後はIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権に戦いの場を移し、アクション・エクスプレス・レーシングでキャデラック・DPi-V.Rをドライブ。2018年と2021年にチャンピオンを獲得している。アクション・エクスプレス・レーシングは10月に2022年のドライバーラインアップを発表したが、そこにナッセの名前がなかったことから、彼のポルシェ入りは有力視されていた。

 キャメロンは2018年から20年までの3年間、IMSAでアキュラARX-05を走らせていたチーム・ペンスキーに所属。ペンスキーは2023年からポルシェと組んでIMSAだけでなくWEC(FIA世界耐久選手権)に参戦する予定となっている。

 ポルシェ・モータースポーツのマネージングディレクターであるトーマス・ラウデンバッハは、マルチマチックと共同で開発を進めているLMDh車両について、「2023年の競技デビューに向けて最適な準備ができるよう、1月から集中テストを開始する」と述べている。

 ラウデンバッハは以前、年内にLMDh車両のロールアウトを行ない、年明けから本格的な開発テストを開始するとコメントしていた。すでにロールアウトがヴァイザッハにあるポルシェのテストコースや、サーキットなどで行なわれたのかどうかは今のところ不明だ。

 また、ポルシェはLMDhの新しいプログラム・マネージャーとしてウルフ・クラトレを起用すると発表した。彼は20年以上ザウバーで働いた後、モータースポーツ・オペレーション担当ディレクターとして、919プログラムのロジスティクスを統括していたという。