2021年のF1王者に輝いたレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは、最終戦アブダビGP後も論争が続いていることについて、時間が経てば人々の認識が変わることになるだろうと考えている。

 フェルスタッペンは、2021年のF1最終戦アブダビGPの最終ラップでメルセデスのルイス・ハミルトンをオーバーテイクし、劇的な形でチャンピオン獲得を決めた。しかし一方で、メルセデス側はレース中のセーフティカー解除時の手順に不満を抱いており、今もその論争が続いている。

 ただフェルスタッペンは、論争が続いていることは気にしていない。彼は1990年の日本GPで、アイルトン・セナ(マクラーレン・ホンダ/当時)がスタート直後にアラン・プロスト(フェラーリ/当時)と接触し、タイトルを決めた時のことを引き合いに出し、時間が人々の認識を変えることになるだろうと語った。

「30年前のチャンピオンシップの決着方法についても、今でも時々議論の的になることがある」

 そうフェルスタッペンは語った。

「でも最近、そういう映像を振り返って見てみると、実際にはそれ(議論)を楽しんでいるんだと思う。だから、それはこのスポーツの一部にすぎないと思う」

 フェルスタッペンは、FIAがアブダビGPでの出来事を検証し、将来に向けてどんな教訓を得ることができるかを調べるのは、正しいことだと感じると語った。フェルスタッペンもこれまで、スチュワードの決定に不満を表明したことが多々あったが、それでもスチュワードやレースディレクターの仕事がどれほど難しいかを理解しているという。

「レースで起きたことについて、同意できないことも何度かあった。でも、それはごく普通のことだよね?」

 そうフェルスタッペンは語った。

「自分の周りの関係の中にさえ、同意できないことが時々あるものだ」

「そうは見えなかったかもしれないけど、僕は1年を通じてスチュワードと良い関係にあったんだ。そして僕らがそこに呼ばれた時、時々難しい決断が下されることもあった」

「僕は2019年に(スチュワードセミナーに参加し)FIAと2日間過ごした。その時、スチュワードとも少し時間を共にしたんだ」

「彼らにとっても、時には決断を下すのが非常に難しいことがある。彼らはレギュレーションに従わなければならないんだ」

「ドライバーとしての自分を見ると……まぁ毎年見ているんだけど、”もっと良くするのにはどうすればいいか?”というようなことを言えるのは良いことだと思う」

「一年を見返して、そしてもっとうまくできたことは何だろうか……誰もが毎年、そんな風に考えるようになるべきだと思う」