1月1日にプロローグ、1月2日にサウジアラビア・ハイールで最初のフルステージが行なわれた2022年のダカールラリー。第2、第3ステージはチームからの支援を受けずに2ステージを走り切る”マラソンステージ”に設定されていた。

 しかし、1日の午後からハイールから北部一帯に降り続いた豪雨により、ビバークが浸水。ドライバーたちはテントでの寝泊まりとなってしまった。

 そのためラリー主催者のASOはステージ2〜3を通常のステージに変更。各ステージの終了時にチームからのアシストを許可した。

 ルート上の唯一の変更は、リエゾン区間。アル-アルタウィヤに設定されていたゴールを変更し、アル-カイスマのビバークをゴールとした。ASOはこの新しいリエゾン区間と、1月3日の第3ステージに必要な修正作業を続けている。

 マラソンステージをラリー序盤に設定するというダカール史上初の試みに対しては、一部の古参選手や自動車メーカーが苦言を呈していた。だが結果としてマラソンステージは中止となった。

 ASOのラリーディレクターであるデビッド・カステラは、ラリー開幕の数日前に、マラソンステージの設定についてmotorsport.comに次のように説明していた。

「マラソンがこんなに早く開催されるのは、純粋にロジスティクス上の理由によるものだ」

「アル-カイスマに直行したくなかったので、中間的なオプションを見つけたが、そこをずっとステージにすることはできなかった」

「だからそこでマラソンをやることにした。そうでなければ、今年のマラソンはなかっただろう。他のステージにはフィットしなかったんだ」

「このような大会では、ロジスティクスの問題が重要で、競技のコンディションにも影響する。他に選択肢はなかった」