ドゥカティのフランチェスコ・バニャイヤは、2022年シーズンのMotoGPに向けてはレースウィークをより楽しむようにしていきたいと語っており、それこそが師匠のバレンティーノ・ロッシも活用していた秘密だったと考えている。

 バニャイヤは2021年シーズンにドゥカティファクトリーチームへと昇格。シーズン4勝を記録し、チャンピオンとなったファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)から26ポイント差のランキング2位となった。

 初優勝を果たしたアラゴンGPでは、6度のMotoGP王者であるマルク・マルケス(レプソル・ホンダ)を退け、さらにポールポジションも5連続で獲得するなど、シーズン後半戦は間違いなく彼が主役のひとりだった。

 英Autosportのポッドキャストに登場したバニャイヤは、そのアラゴンGPが2021年シーズンのハイライトだと語り、そこからレースウィークを本当に楽しめるようになり始めたと説明している。

「アラゴンでの勝利は、僕としても本当に素晴らしいものだったんだ」と、バニャイヤは言う。

「マルクとのバトルの末の初優勝は信じがたいモノだったし、週末を通じて凄く楽しめたよ」

「あの瞬間から、僕はよりレースウィークそのものや、ひとつひとつのセッションを楽しみ始めたんだ」

「だから常に集中して楽しむことを心がけないとね。ライディングを常に楽しむこと……それもバレの“秘密”のひとつだったと思う」

「アラゴンで僕の気持ちの面で何かが始まりだし、キャリアとしても何かが始まった。いつもそういった形であるように、取り組んでいかないといけないと思っている」

 バニャイヤは2021年シーズン後半戦の活躍もあり、2022年のタイトル有力候補だと目されている。バニャイヤは師匠のロッシからの助けを期待しつつも、GTカーのレースに出場すると見られている師匠に過度な依存はしないつもりだと語った。

「そういった状況になれば、彼は僕たちやバレの助けを必要とするライダーにはかなり寄り添ってくれるだろうと思う」

 タイトルを争うことになった場合、ロッシへ助けを求めるかと訊かれたバニャイヤは、そう答えた。

「彼は僕らの師匠だし、きっと助けてくれる。もちろん、彼も新しく四輪での取り組みを始めるだろうから、簡単じゃないだろうけれど、僕らにとっては常に一緒にいる存在なんだ」