2021年のMotoGPではヤマハのファビオ・クアルタラロがチャンピオンとなり、ドゥカティのフランチェスコ・バニャイヤは26ポイント差で惜しくも総合優勝を逃した。

 2007年以来の王座獲得を狙うドゥカティだが、彼らのマシンは昨年、非常に高い戦闘力を示しており、どのメーカーよりも多くの勝利を記録した。バニャイヤが4勝、チームメイトのジャック・ミラーが2勝、プラマックのホルヘ・マルティンが1勝と、ドゥカティは計7勝を挙げ、2年連続でコンストラクターズチャンピオンとなっている。

 シーズン終了後、バニャイヤは2021年型のデスモセディチGPについて“完璧”なバイクとコメントしていた。ただもちろんドゥカティは2022年に向けた新型を準備しており、ヘレステストでそれらを投入。バニャイヤによると、2022年型は昨年11月の段階で既にレースができると思えるような代物だったという。

「ドゥカティは僕やジャック、ヨハン(ザルコ/プラマック)やマルティンといったライダーから多くの声を聞いていると思う」

 バニャイヤはmotorsport.comのポッドキャストでそう語った。

「というのも、僕はドゥカティにもっと乗りやすいバイクを要求しているんだ。でも(ドゥカティ以外の)皆は、ドゥカティのマシンは一番乗りやすくて速いバイクだとか言っている」

「でもそれは僕には理解のできないことでもある。他のバイクなんて試したことがないから、他社のバイクがベストだなんて言えないよ」

「試さずに他のバイクについて話すのは、とても難しいことだ」

「それで、僕は高速コーナーを備えたコースでより乗りやすいバイクにすることを要求している。それは僕らのバイクが、そうした状況では決して簡単ではないからだ」

「でも新しいフェアリングになって、少し良くなったと感じられている。もちろん弱点はあるけどね。そういった部分は、エンジニアの皆が努力してくれていると思う」

「それでもヘレステストで新型バイクで出したタイムは信じられないものだった。燃料満タンで、ミディアムタイヤだったんだ」

「信じられないことだよ。新型というのはその都度適応していく必要があるんだ。でも上手くスタートできて、2日間の取り組みで、最後にはもう準備OKに、レースができる状態になっていた。次の日にレースがあったとしても、僕はこのバイクで始められたよ」

「だからドゥカティのエンジニア達は、新型バイクについて素晴らしい仕事をしてくれたと思う。マレーシアでのテストでは、きっと何か新たなサプライズを見つけられるだろう」

 MotoGPは2022年2月5日からマレーシアのセパン・インターナショナル・サーキットでプレシーズンテストを行ない、更にその1週間後には、インドネシアのマンダリカ・インターナショナル・ストリート・サーキットでのテストが行われる予定だ。