MotoGPクラスで6度のチャンピオンを獲得している、レプソル・ホンダのマルク・マルケス。彼は2020年の右腕骨折を乗り越えつつあったが、2021年終盤にトレーニング中の転倒が影響し、眼に複視の症状を抱えてしまった。その結果シーズン終盤2戦を欠場で終えた。

 マルケスの状態については、昨年12月下旬にホンダが続報を発表。復帰については言及が無いものの、定期的な診療の結果は良好で、今後も保存療法を続けること、新シーズンに向けたフィジカルトレーニングを開始していることが分かってた。

 年が明け2022年。MotoGPの2022年シーズン最初のプレシーズンテスト(セパン・インターナショナル・サーキット/2月5日〜6日)までは1ヵ月を切った。

 1月中旬、ホンダ・レーシングのレース運営室長である桒田哲宏はメディアからの取材に応じた。その中でマルケスの復帰に関する見通しについて訊かれると、セパンテストへ参加する前提で準備を進めていると明かした。

「もちろん、身体のことですので、何が起こるかわからない部分はありますし、しっかり見ていく必要があります」

「安全第一、体調を第一優先でいきたいですけど、我々としてはセパンにマルクが来るという前提で、全てのコトを準備しています」

「セパンで会えると、そう信じて、そういうつもりでやっています」

「徐々に良くなってきているのは事実なので、その延長線上でなんとか行けるのではないか……医者ではないですから分かりませんが、(セパンに)来る前提で事を考えております」

 マルケスはMoto2クラスに参戦していた2011年のマレーシアGPで転倒し、この際にも複視の症状を患った。当時は手術を受けることを決断し、翌シーズンには復帰を果たしている。

 マルケスにとっては2度目となるこの状況。やきもきしているファンも多いと思われるが、ひとまずはセパンテストへの参加がどうなるかがひとつの節目となりそうだ。