アルファロメオF1のチーム代表を務めるフレデリック・バスールは、昨年限りでメルセデスを離脱し、今季からアルファロメオに加入するバルテリ・ボッタスについて、かつてジュニアフォーミュラ時代に共に働いた経験から、非常に信頼していると語った。

 ボッタスは2011年にARTグランプリのドライバーとしてGP3のタイトルを獲得。そしてその2年後の2013年に、ウイリアムズからF1デビューを果たした。バスール代表はARTグランプリの創設者であるため、以前からボッタスのことをよく知っている存在だ。この古くからの関係が、F1で再び共に働く上で、大きな助けになるとバスール代表は語る。

「良好な人間関係、完璧な信頼感、そして十分に理解し合うことがとても重要なんだ」

 バスール代表はそうmotorsport.comに語った。かつてバスール代表は、シャルル・ルクレール(現フェラーリ)をジュニアカテゴリーで走らせ、F1に昇格した後もタッグを組んだ。その時と今回は、同じような状況にあると考えている。

「過去にシャルルと働いた時にそういうことがあった。ジュニアシリーズで一緒に働くと、その男のことを長い間知っているということになる。そのため、彼が何を期待しているのかを理解するために、多くのことを話す必要はないんだ」

「ジュニアシリーズで築くことができる関係性は、F1でのそれとは全く異なる。我々はもっと密に連絡をとっているんだ」

 ボッタスは、メルセデス在籍時にはチームメイトだったルイス・ハミルトンの影に隠れるようなかたちになっていた。しかし在籍5年で10勝を挙げるなど、メルセデスの連続タイトル獲得に大きく貢献した。

 バスール代表は、ボッタスが新たな環境で活躍できると信じている。

「ジュニアシリーズでは、ポジティブな部分を見つけようとすれば、それはいつでも見つけることができるモノだ」

 そうバスール代表は語った。

「要約すれば、良いモノだったと思う。全てが完璧な時には、彼は”飛ぶ”ことができるんだ。実際、彼はいくつかの週末で、ルイスよりも速く走ったんだから」

「彼は昨シーズンの後半、何度か素晴らしい活躍を見せた。我々と契約し、新しいプロジェクトがあるという事実も、少しリラックスする手助けになったかもしれない。それで彼の役に立てたのなら幸いだ」

 なおボッタスやルクレールの他、ハミルトンやニコ・ロズベルグ、セバスチャン・ベッテル(現アストンマーチン)、ジョージ・ラッセル(現メルセデス)、そして小林可夢偉らも、ARTグランプリ出身のドライバーである。