レッドブルF1は、第4戦エミリア・ロマーニャGPに今季マシン”RB18”の大型アップデートを持ち込むとも言われているが、クリスチャン・ホーナー代表はそれを否定する。

 2022年のF1は、序盤3戦を終了。新世代のF1マシンの競争力という面ではフェラーリが速さを見せており、彼らに対抗できている数少ないチームがレッドブルという構図となっている。しかしレッドブルは3戦を終えて完走率50%という状況。信頼性に問題を抱えてしまっている。

 第4戦エミリア・ロマーニャGPは、今季ヨーロッパでの最初のラウンド。各チームはライバルに差をつけるべく、もしくは追いつくべく、マシンにアップデートをもたらしてくることが予想されている。

 ただレッドブルはエミリア・ロマーニャGPでアップデートを施す計画はないと、ホーナー代表は語る。今回のレースではスプリントレースが実施されるフォーマットのため、アップデートの評価には適さないと考えているためだ。

「大きなアップデートが計画されているとは言えない。進化の一部ではあるがね」

 ホーナー代表は、エミリア・ロマーニャGPでのアップデートについて訊かれるとそう答えた。

「加えて、スプリントレースが行なわれるため、アップデートを評価する時間はほとんど無い。我々はFP1を走っただけで、予選に向かうことになる」

「マシンに搭載するものについては、確固たる自信を持たなくてはならないんだ」

 エミリア・ロマーニャGPでは、各チームは初日に1時間のフリー走行を行なうと、マシンはパルクフェルメ状態となり、予選セッションへと向かうことになる。そのため、アップデートを評価する時間がないのだ。

 RB18を走らせるマックス・フェルスタッペンとセルジオ・ペレスは、第3戦オーストラリアGPでは週末を通じてバランスに苦戦し、フェラーリのシャルル・ルクレールには遅れをとる結果となった。

 ホーナー代表はそうしたバランスの問題が、新たなテクニカルレギュレーションにおけるマシン開発と進化の一部だと考えている。

「タイヤやクルマのパフォーマンスを学んでいくにつれ、開発の方向性も見えてくると思う」

「最初の3レースを終えて、我々は残るシーズンに向けた開発の流れとして、非常に良い方向を得られている」

 なおマシン開発の面では、フェラーリはレッドブルよりも長く風洞テストを行なうことが可能となっている。

 またホーナー代表はレッドブルが2021年のタイトル争いのためのマシン開発を延長したことにより、2022年型のRB18開発プロジェクト開始が遅くなったことを考えれば、フェラーリと争えていることを心強く思っているという。

「言うまでもなく、彼らはこのプロジェクトを我々よりもかなり早くスタートしている。つまり、ある程度我々は追いついてきているんだ」

「我々が2番目に速いポジションから追いついているという事実は励みになる。そして抱えている問題についても理解し始めていると思う」