2021年限りでMotoGPを引退したレジェンド、バレンティーノ・ロッシ。2022年は彼のチームであるVR46が最高峰クラスへ参戦しているが、第5戦ポルトガルGPでロッシ本人が訪問。ライダーにとっても刺激となったようだ。

 VR46の若手ライダー達はポルトガルGPの予選で、マルコ・ベッツェッキがQ2へ直接進出し、6番手を獲得。ルカ・マリーニもQ1を突破して8番手を確保するなど、チームとして全体的に好調な走りだった。

 今回、グランプリの2日目からはチームオーナーであるバレンティーノ・ロッシが引退後初めてMotoGPを訪問。チームオーナーとしてコース脇からチェックする姿や、ボックス内でライダーと話す姿が見られた。

「バレンティーノがいるのは何時だって素晴らしいことだよ。彼はこのパドックで何年も過ごしているんだからね。それで彼と長く一緒に過ごして、コース上での僕らのライディングも見てくれた」

 ロッシの訪問について、ベッツェッキはそう語る。

「ボックス内では彼は凄く落ち着いていて、リラックスしているように見えた」

「コースを走る僕らのこともよく見てくれていて、僕は必要以上にリスクを取りすぎるときがあると言われた。そのとおりだ。彼とここで会えるのは良いね。とても独特で、鼓舞してくれる説明をしてくれるんだ」

 またマリーニも、ロッシのアドバイスが非常に効果的だったと、2日目を振り返っている。

「凄く助けになったよ」と、マリーニは言う。

「彼が今もどれほどの情熱を持っているかを、話して感じられたのはとても嬉しいことだし、ここに来てくれているのはとても良いね」

「世界でも類を見ない、このスポーツに情熱を捧げてきた人だ。MotoGPで去年まで走っていて、人生の大半をここで過ごしていて、最速のひとりだった」

「たくさんのことを教えてくれたよ。バイクの走らせ方だったり、挙動だったり、あるコーナーでのギヤの使い方だったり、色々なことをね」

「トラック外からでもバイクで感じられること全てを分かってしまうんだ」

 ロッシは今シーズン、バイクレースには参戦していないが、四輪のGTワールド・チャレンジ・ヨーロッパへフル参戦。4月上旬には開幕戦に出場している。MotoGPチームのオーナー、そして四輪レーサーと非常に忙しく活躍しているロッシは、2022年に3〜4レースを訪問予定だと以前取材に答えている。