イモラ・サーキットで行なわれたF1第4戦エミリア・ロマーニャGP。14番手で決勝レースを迎えたルイス・ハミルトン(メルセデス)は、レースの大半をDRSトレインの中で過ごし、アレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)とピエール・ガスリー(アルファタウリ)を攻略できず13位でレースを終えた。この結果にチームの全員が苛立ちを感じているとハミルトンは語った。

 ハミルトンが無得点に終わった一方で、今季新加入のチームメイトのジョージ・ラッセルがバルテリ・ボッタス(アルファロメオ)から順位を守りきり4位。ハミルトンはラッセルに対し、ドライバーズランキングで21ポイント差をつけられている。

 メルセデスの苦戦により、シーズン序盤にしてハミルトンが今季8回目のタイトルを手にする望みは限りなく薄くなった。チェッカー後、チーム代表のトト・ウルフはハミルトンに対し“運転できない”マシンを与えてしまって申し訳ないと無線で詫びていた。

 現在の苛立ち度合いを尋ねられたハミルトンは、レース後にこう答えた。

「とても厳しいし、簡単ではない。でもちチームとしてみんなそれ(苛立ち)を感じているんだ」

「少なくとも、ジョージはチームのためにポイントをいくらか獲得した。僕はそうすることができなかったから、みんなに誤りたい」

 イモラでのレースは失意の内に終わったものの、ハミルトンはメルセデスの足かせとなっているポーパシング問題を克服できると信じているとして、チーム全員が原因究明に取り組んでいると語った。

「チームは……さっきも言った通り、みんなそう感じている。でもみんな冷静にベストを尽くしている」と彼は言う。

「諦めている人は誰もいないし、みんなできる限り早く前進しようと頑張っている」

 またハミルトンは、DRSトレインの中で抜きあぐねたことについてこう語った。

「本当に悔しいし、もっと前に行きたかった」

「けど、オーバーテイクできるほど近づけなかったんだ。今回、僕は格好の餌みたいなモノだった」

 メルセデスは問題解決に向けマシン開発に全力を注いでいるものの、次戦マイアミGPまでに状況が一変することをハミルトンは期待していない。

 新サーキットで迎える初開催のマイアミGPが楽しみかどうかを聞かれたハミルトンは、こう答えた。

「現時点で特に楽しみにしているとは言えないけど、この1週間でポジティブな気持ちになれると思う」

「明日にでもファクトリーに行って、みんなと一緒に改善点を考えていくよ」