アルファタウリは、チームのファクトリーからほど近いイモラ・サーキットで行なわれたF1エミリア・ロマーニャGPに、アップグレードパーツを持ち込んだ。その効果が、角田裕毅の7位入賞に繋がったのかもしれない。

 アルファタウリがアップグレードを持ち込んだのは、まずはフロントのブレーキダクトである。

 当初AT03のブレーキダクトは、上下に長く、薄い形状のモノだった。しかしイモラに持ち込まれたブレーキダクトは、上下の長さが短くなり、マシンの中央部に向けて太くなった。これにより、冷却用の気流の取り入れ方を変更し、ブレーキアッセンブリー全体を通る空気の流れを改良している。

 このダクトはライバルの多くが使っているデザイン手法であり、タイヤのサイドウォールとタイヤフェンスの間、そしてタイヤフェンスの内側で多くの気流を取り込むことができる。

 このダクトの変更に伴い、それに続く配管のレイアウトも変更されている。この配管を通った空気が、キャリパーやディスクを冷やすのだ。また、ブレーキディスクを覆うシュラウドには、熱反射テープも付け加えられている。