アプリリアのアレイシ・エスパルガロは、MotoGP第6戦スペインGPの初日FP2でのマルク・マルケス(レプソル・ホンダ)のコース上での振る舞いを強く批判している。

 FP2後半、エスパルガロはマルケスに対する憤りを、大きな身振り手振りで示していた。ただその原因が何なのかは、カメラで捉えられていなかった。

 初日の走行終了後、エスパルガロは当時の状況に関して説明。マルケスがコース上でライバルを追走し利用することができるようになるまで、コース上で長時間“待ち”を決めていたと批判した。

「僕が毎度毎度声高に言っているみたいだけど、信じられないほどなんだ。あいつが何をしているか、理解できない」

 エスパルガロはそう語る。

「皆がそれを目撃している。弟(ポル・エスパルガロ/レプソル・ホンダ)もターン13に向けて衝突しそうだったし、オリベイラ(ミゲル・オリベイラ/KTM)もそうで、その後が僕だった」

「FP2でコースに向かうと、ピットレーンには誰も居なかった。でも彼はコース中盤で、僕のことを1分も待っていたんだ」

「信じらんないよ! 僕は行けって促したけど、彼は気にしていなかった。後ろを見ていたんだ。本当に信じられない」

「彼のことを責めはしない。でもレースディレクションは責めるよ。彼は自分のしたいようにすることができる。だけど彼にどうライディングする必要があるのかを教える人は誰もいないんだ」

「そして、皆はMoto3(での追走狙い)についていつも話しているけど、MotoGPの方が酷い! 8度の世界チャンピオンがアプリリアをコース上で待っているのが普通だと思うか?」

「アイツはやりたいようにやればいい。でもレースディレクションの人たちは何をしているんだ?」

 一方で猛批判を浴びたマルケスは故意に待っていたわけではないと反論。加えて、他のライダーに追走されるとしても誇るべきだと話した。

「レミー(ガードナー/テック3)だったかな、ピットに入ろうと減速していた後ろを僕が走っていたんだ。それで後ろからポルが来ているのを認識して、ラインを外そうとしていた」

「ポルは(レミーの状況が)分かっていなかったと思う。ちょっと混乱があったんだ」

「そしてアレイシに関しては、こっちは普通のことだ。モーターサイクルレースの一部だよ」

「アレイシはいつも不満を言っている。でも今年は、誇るべきだ。スリップストリームを期待されるほど速いということを誇りに思うべきなんだ」

「今年、僕は彼のスリップストリームに興味を持っている。アレイシはランキングで3番手だし、ライディングもとても上手い。そしてMotoGPでは『ラップを改善したいなら、速いライダーを探せ』というものなんだ」

「そして今回のフリー走行では、僕はただ走行しただけだ。この好みじゃないバイクに乗っていて、追いかけようとはしていなかったんだ。アレイシとややこしいことにはなりたくなかったしね」