2022年シーズン限りでのMotoGP撤退が噂されているスズキ。これに対し、MotoGPを運営するドルナ・スポーツは、参戦契約上、スズキが一方的に撤退を決めることはできないと声明を発表した。

 5月2日、『Autosport』はスズキが2022年シーズン限りでMotoGPからの撤退を決断、ヘレスでのテスト中にこの決定がチームに伝えられたという、衝撃的なニュースを報じた。

 5月3日にはスズキがこの件について公式発表を行なうのではないかと予想されていたが、今のところ発表はなされていない。

 スズキの撤退報道に対し、ドルナ・スポーツは声明を発表。スズキがMotoGPからの撤退を独自に決定することはできないとハッキリと示したことが、スズキの発表が遅れている一因だと考えられる。

 スズキは他メーカーと同様に、MotoGPの参戦契約をドルナ・スポーツと結んでいる。この期間は昨年から2026年末までの5年間となっている。

 同声明の中でドルナは、スズキがドルナと合意した上で撤退した場合、2023年の”グリッドのサイズ”を決めることになるとし、MotoGP参戦を希望する企業からは高い関心が寄せられていると述べている。

 声明の全文は以下の通りだ。

「スズキが2022年末にMotoGPから撤退するという最近の噂を受け、ドルナ・スポーツは公式にファクトリーに連絡を取り、MotoGPに参戦するための契約条件として、一方的にこの決定を下すことはできないことを念のため伝えた」

「しかし、両者の合意によりスズキが離脱した場合、ドルナは2023年からMotoGPクラスに参戦する理想的なライダー数、チーム数を決定する」

「MotoGPが緊密な競争、革新性、エンターテインメント性において世界の模範となり、世界中の何億人ものファンを魅了し続けていることから、ドルナはMotoGPグリッドへの参加を希望する多くの公式ファクトリーや独立チームから高いレベルの関心を受け取り続けている」

「これらの関係者からの関心は、過去24時間の間に再確認されている」

 現時点では、どのようなチームがMotoGP参戦に興味を示しているかは明らかになっていない。ただし、過去にMoto2やMoto3クラスに参戦しているレオパード・レーシングがMotoGPへのステップアップに興味を示していたことは知られている。

 現在のところ、MotoGPではドゥカティが4チーム8台にバイクを供給。ヤマハ、ホンダ、KTMが4台、スズキとアプリリアが2台となっているが、ドルナは6メーカーがそれぞれ4台ずつマシンを提供することを理想としている。