2022年にF1初開催を迎えたマイアミGP。レースは新設のサーキットで行なわれたが、ドライバー側からは路面コンディションなどに対して批判も出た。

 ドライバー達の抱く不満のひとつ目は路面コンディションが理想的なものからは程遠いことだ。レーシングラインを外れた部分は非常に汚れており、問題が発生するリスクを鑑み、オーバーテイクを困難にすると懸念された。セルジオ・ペレス(レッドブル)は路面に関して“冗談のよう”とまで語っていたほどだ。

 そしてもうひとつの不満が、コース後半に設けられたタイトなシケイン(ターン14〜ターン15)の存在だ。ルイス・ハミルトン(メルセデス)はホームセンターの駐車場でゴーカートを走らせていたことを思い出すと、シケインを批判していた。

 マイアミGP側はコース設計に関して、より良いレースのために“ミスを誘発する”意図があることをレースウィーク前に明らかにしていた。ただ、来シーズンに向けて改善を検討するようだ。

「我々はトラックをより良いものにするために、必要なものなら何であれ変更する」

 F1マイアミGPのマネージング・パートナーを務めるトム・ガーフィンケルはmotorsport.comにそう語った。

「当該シケインは挑戦だと思うが、何故そこにそれが存在するのかを、十分に伝えられているかは分からない」

「もしトラックをより素晴らしいものにするため、トラックをより大きく広げるというなら、これはある種の必要悪だったんだ」

「これは(サーキットの)トリッキーな領域にあるパートなんだ。我々は十分なランオフエリアがないため、十分に遅くしなくてはならなかった」

「FIAやF1と話をしているが、もう少し改善の余地はあるんじゃないかとも思う。ただ速度を落とさせるのも、多少は必要なものなんだ」

 また路面のグリップについても、ガーフィンケルは状況が完璧なものではなかったと認めている。彼はレースウィーク後に状況を調査し、2023年に向けて何を改善できるか判断することになると語った。

「路面そのものは我々も評価している」

「もしドライバーがレーシングラインの外に出ることができないなら、オーバーテイクが少なくなってしまい、それは良いことではない。だから適切に確認したいんだ」

「私がこのトラックに希望していた方向性は、できるだけ多くのオーバーテイクを実現することだった」

「だがレーシングラインの外側に出られないなら、追い抜きもできない。だからその点についてはしっかりとチェックしていくことになる」

「そして必要であれば何でも変更して、できるだけ良いコースにしたい」