アルファロメオでチーム代表を務めるフレデリック・バスールは、F1マイアミGPでのバルテリ・ボッタスの7位という結果に満足している。

 ボッタスは決勝レース中、ジョージ・ラッセルとルイス・ハミルトンのメルセデスの前5番手を走っていたものの、残り8周のターン17で大きく膨らみ、壁に接触。メルセデスの2台に先行を許したことで7位となった。

 ただバスールは、ボッタスがフリー走行1回目のクラッシュによってフリー走行2回目を出走できなかったことで、新コースでの貴重な走行機会を失ったことを考えると、この結果には満足できるという。

 昨年まで走っていたメルセデスの前でフィニッシュしようとボッタスは攻めすぎたのかとバスールに尋ねると、次のように答えた。

「それがプレッシャーによるものなのかは分からない」

「何が起こったのか正確にはわからない。でも、彼の仕事には満足している」

「今は不思議な気分だよ。まず週末をまとめてみると、僕らがトップ3に次ぐ位置にいれたということは我々にとっては良い結果だ」

「昨年は7位がベストリザルト、それよりも下だったかもしれないということを心に留めておく必要がある。予選でも5番手になれたから、全体としても非常に強力な週末をチームは過ごすことができた」

「最初のスティントでは、ミディアムタイヤでルイスよりも速かったし、引き離せていた。でもレースでもう少し厳しくなることは分かっていた。金曜日にロングスティントを試せていないし、タイヤデグラデーション(性能劣化)などについては何も分からなかったのだ」

「ラッセルがピットインし、ルイスが後ろを走っていたため、残り10周時点で我々は5番手につけていた。最後の2〜3周は、我々の方に運が向かなかった」

 アルファロメオのトラックサイドエンジニアリング・チーフのゼビ・プジョラーは、セーフティカーによってラッセルがフリーストップの機会を得て、メルセデスの2台がボッタスの後ろに近づいたことを悔しく思っている。

「セーフティカーがなければ、我々はメルセデスの前にいれたと思う」とプジョラーは言う。

「セーフティカーがなかったら、そのポジションを楽々守れたはずだ。スピードを上げれば、ペースは良かったのだ」

「セーフティカーが入った時、ラッセルはそれを待っていたのだが、我々はそれなりに良い位置にいたと思う。セーフティカー明けは、再スタートで彼らよりも苦戦し、スピードを上げるまでに数周を要した」

「この点は、我々が持っている一貫性に影響のない範囲で、今後に活かそうと考えているところだ。彼らはスティントの中盤から終盤にかけて、苦戦しているように見えた」

 レース序盤、ボッタスがハミルトンにたいして築いたギャップについてプジョラーはこう説明する。

「我々は(スティントを)引っ張ることを目指していたから、最初はただタイヤや後ろのひとたちの動きを見て、何が起きているのかをコントロールしようとした」

「ある時点で、バルテリにもう少しプッシュしても良いと伝えた。その時はタイヤに余裕があったし、彼がプッシュし始めるとハミルトンがより苦戦し始めたように見えた。もしかすると、彼は最初から我々よりもプッシュしていたのかもしれない」