アルピーヌの育成ドライバーであり、FIA F2参戦中のジャック・ドゥーハンは、週末にカタールのロサイル・インターナショナル・サーキットで行なわれるテストでアルピーヌの2021年マシン『A521』をドライブすることとなった。

 2輪ロードレース界の伝説的ライダー、ミック・ドゥーハンを父に持つドゥーハンは、昨年のFIA F3でランキング2位となり、今年初めにアルピーヌアカデミーに加入。今季はヴィルトゥオーシ・レーシングからFIA F2に参戦しており、開幕ラウンドでいきなりポールポジションを獲得するなど非凡な速さを見せている。

 今回のカタールテストでは、昨年のF2チャンピオンでアルピーヌのリザーブドライバーであるオスカー・ピアストリも参加しており、彼は既に5月11日(水)、12日(木)と2日間のテストを終えている。またスペインGPとモナコGPを終えた後には、オーストリアのレッドブルリンクでアルピーヌのF1マシンを走らせる予定となっている。

 一方、15日(日)に走行予定のドゥーハンは、F1マシンをドライブするのは初めて。彼は次のようにコメントした。

「初めてF1マシンをドライブするということで、非常にワクワクしている」

「これは、僕がレーシングカートを初めて以来積み上げてきたものの結果だし、非常に恵まれた機会であることはよく分かっている」

「この機会をくれたアルピーヌに感謝したいし、テストではベストを尽くしたいと思っている」

「以前、プライベートテストの裏側を見学したこともあるし、エンストン(アルピーヌのファクトリー)ではシミュレータに乗って準備をしてきたので、このチャレンジに向けた準備は整っている」

「当日は自分自身を成長させると共に、楽しみながらチームと共にできる限り学んでいけたらと思っている」

 F2でのここまでの3ラウンドで、6ポイントしか獲得できていないドゥーハン。開幕ラウンドはフィーチャーレースをポールからスタートするもARTグランプリのテオ・プルシェールと接触したことで緊急ピットインを余儀なくされ10位、サウジアラビアでは予選3番手タイムを記録するも燃料に関する違反があり、2レース共最後尾からのスタートを強いられた。さらにイモラでも接触でリタイアとなるなど不運が続いているが、その速さは証明済みなだけに今後のレースに注目だ。