今週末に開催されるF1スペインGPには、多くのチームがマシンのアップデートを行なう予定だ。しかしハースF1は、今回はアップデートを行なわず、7月のフランスGPでアップデートを行なうべく、準備を進めている。

 しかしハースのチーム代表であるギュンター・シュタイナーは、アップデートを他のチームよりも数レース遅らせるという戦略でも、”痛み”を受けることはないだろうと予想している。

 またシュタイナー代表によれば、フランスGPに行なわれるアップデートはかなり大規模なモノであり、マシンの大部分に影響を与えることになるという。

「他のチームがどんなアップデートを持ち込むのか、私には分からない」

 そうシュタイナー代表は語った。

「もしそれを知っていれば、相当賢いということになるだろうね!」

「我々は、なぜそれ(アップデート)をするのかということについて、正確に計画を立てた。我々は自分たちの計画に沿って行動している。他の人たちが行なっていることに、その度に反応することはない」

「アップデートは全てをカバーしている。そのアップデートを行なうと、全てに関係してくるから、素敵なパッケージを作ることができるはずだ」

「マシンの全てと言うと、誇張されているかもしれない。でもかなり大規模なものだ。ターニングベインを追加するとか、そういった規模ものモノではない。かなりの部分が変更される予定で……おそらくフランスで投入することになると思う」

 ハース代表は、アップデートを行なわなくても、マシンに対する理解を進めることができれば、現在のパッケージからでも、まだまだパフォーマンスを引き出すことができるはずだと主張する。

 確かに多くのチームは、2022年型のマシンを詳しく理解するに連れてパフォーマンスを向上させている。シュタイナー代表は、セットアップを”研ぎ澄ます”ことは、新しいパーツを投入するのと同じくらい重要だと強調する。

「(アップデートの投入が他のチームよりも遅れることで)苦痛を感じることはないはずだ。もしそうじゃなければ、アップグレードを早めに行なう必要があるということだろう。さっきも言ったように、これは計画された決断だった。だから、我々が手にしたモノから、十分なモノを得られると思う」

「繰り返しになるけど、他のチームがどんなモノを持ち込んでいるのか分からない。大きなアップグレードが投入されると発表されているが、それがどれほど優れているか分からない」

「アップグレードだけでなく、マシンをよく理解し、改善していくだけだ。今年はバウンシングに関しては、言うのが難しい。もしバウンシングに悩まされると、本当に遅くなってしまうからね」

「でもそれを整理すると、速く走ることができる。ただそれはアップグレードによって行なえることだという意味ではない。バウンスを取り除くことができるのは、おそらくセットアップだろう」

 なお今シーズンは予算上限額が設定されているため、大規模チームは予算を制限額内に抑えるために苦労している。しかしシュタイナー代表は、予算上限ではなく、チームがいくらの予算を使う必要があるのかが重要なはずだと語った。

「それは予算なんだよ! 予算の上限なんて話じゃない。予算をいくら使うかということだけなんだ」