F1スペインGPのフリー走行が行なわれ、シャルル・ルクレール(フェラーリ)がトップとなった。

 2022年のF1は早くも第6戦を迎えた。例年プレシーズンテストが行なわれ、F1ドライバー&チームにとって馴染みのあるスペインはカタルニア・サーキットが舞台だ。1周4.675kmのコースには、低・中・高速と様々なコーナーが16個配置されている。日本の鈴鹿サーキットなどと同様に、マシンのトータルパフォーマンスが問われるコースと言えよう。

 ここから本格的なヨーロッパラウンドの開始ということもあり、多くのチームが大規模なアップデートを投入。アストンマーチンは”Bスペック”とも言える、レッドブルスタイルのサイドポンツーンを持ち込んだ。また、ダウンフォース量が重要になるサーキットということもあり、各チームはハイダウンフォース仕様のリヤウイングを投入した。

 セッション開始前の気温は28度、路面温度45度と、かなり暖かいコンディション。前戦マイアミGP同様に、タイヤには厳しい路面状況となる。

 1時間のセッションが開始されると、まずは硬めのミディアムタイヤとハードタイヤを履いて、各マシンが続々とコースイン。アップデートの効果を見るため、空気の流れを見るフロービズやエアロリグを装着して走行を行なった。

 また今年からシーズン中で2回、金曜日の走行にルーキーを走らせるレギュレーションが導入されたため、セルジオ・ペレス(レッドブル)のマシンにFIA F2参戦中のユーリ・ヴィップス、アレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)のマシンにはフォーミュラE王者のニック・デ・フリーズが乗った。また、このレギュレーションにはカウントされないものの、アルファロメオの周冠宇のマシンにはリザーブドライバーのロバート・クビサが乗った。

 セッションが20分経過すると、多くのドライバーが一度マシンをガレージに戻した。ソフトタイヤに変えて走行を再開し、タイムシートを大きく塗り替えていった。

 ただアルピーヌはフェルナンド・アロンソの2セット目のタイヤを間違えて装着したのか、新品のミディアムタイヤを1周使用しただけでピットに戻り、ソフトタイヤに履き替えて走行を再開した。

 ソフトタイヤを履き、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)が1本目のハードタイヤで計測したタイムをカルロス・サインツJr.とルクレールのフェラーリ勢が上回ると、フェルスタッペンも3番手のタイムを記録。トップ3の後ろには、メルセデス勢、マクラーレン勢とアルファタウリ勢が並んだ。

 セッションが残り20分を切るとコース上で走行するマシンの数が少なくなったものの、残り10分というところで各ドライバーはユーズドタイヤを履いてコースイン。ここまで1本目のタイヤを使い続けていたアルファロメオ勢やハース勢などは、2本目のソフトタイヤで走行を開始した。

 各ドライバーは連続周回を続け、そのままチェッカー。ルクレールが1分19秒828でトップタイム、サインツJr.が0.079秒落ちでフェラーリが1-2となり、好発進した形だ。フェルスタッペンはトップのルクレールから0.336秒遅れの1分20秒164で3番手。フェラーリからは少し水を空けられた。

 4番手にはメルセデスのジョージ・ラッセル(メルセデス)。アロンソを挟んで6番手にルイス・ハミルトン(メルセデス)が並んだ。

 その後ろにはマクラーレン勢とアルファタウリ勢が交互にタイムシート上で並び、角田裕毅(アルファタウリ)は1分21秒814で10番手。計20周を走り込んだ。