F1第7戦モナコGPの2日目、フェラーリのカルロス・サインツJr.はFP3での走行中に、ランス・ストロール(アストンマーチン)の進路を妨害したとして、今シーズン3回目の戒告処分を受けた。さらにチームには”著しく誤ったメッセージ”を伝えたとして2万5000ユーロ(約340万円)の罰金が科された。

 サインツJr.は責任を認め、ストロールに謝罪。しかし翌日のレース後には、同様の違反に対して処分がなかったと、不満を表明している。

 サインツJr.はレースをリードしていた状況でピットイン。レッドブル勢より早くドライ用タイヤへと履き替えた。しかしアウトラップでニコラス・ラティフィ(ウイリアムズ)に前を塞がれてしまい、セルジオ・ペレス(レッドブル)に先行される結果になり、最終的に優勝も逃すことになった。

 またチームメイトのシャルル・ルクレールも、アレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)に塞がれてしまう場面があった。

 サインツJr.はそうしたウイリアムズの両ドライバーの行為が罰されず、なぜ自分の走りが罰されるのか、理解できないと主張した。

「モナコでは危険なモノ、危険じゃないモノを含め、何度邪魔されたかも分からないよ」と、サインツJr.は言う。

「理解できないのは、なんで僕らが妨害に対して2万5000ユーロの罰金を払わされるのかということだ」

「僕は責任を受け入れて、ランスに謝罪した。理解できないのは他のケースが審議もされず、全く同じことでも罰金も科されないということだ」

「(ウイリアムズのドライバーの行動は)同じモノで、僕らに代償を支払わせたけど、何もアクションは無かった。はっきりと妨害されていたんだ。もっと明確にしてほしいし、シンプルにもっと一貫性を持ってほしい」

 チーム代表のマッティア・ビノットは、チームに科せられた罰金については、ストロールを危険にするものではなかったため罰することは正しくなかったと主張。チームとしても、モナコの渋滞を避けるためにベストを尽くしていたという。

「モナコでのトラフィックの状況は知っているし、常に難しいものだ」

「我々はベストを尽くしていた。(ストロールに対する)妨害も、明らかに危険なものではなかったと思う」

「罰金についてはあまり納得していない。正しい選択ではなかったと思う。チームとしてもドライバーとしても、我々は当時そうした問題を避けるためのベストを尽くしていたからだ」