インディカー・シリーズ第7戦の予選が、デトロイトのベル・アイル・パークで行なわれた。ポールポジションを獲得したのは、ジョセフ・ニューガーデン(チーム・ペンスキー)だった。

 ベル・アイル・パークでは最後の開催となる今回のデトロイト戦。予選はまずQ1のグループ1から行なわれた。ウォールにマシンをタッチさせるドライバーも見られるなど、ストリートコースならではのギリギリのアタックが展開される中、トップで通過したのはエリオ・カストロネベス(メイヤー・シャンク・レーシング)。それに続いてパトリシオ・オワード(アロー・マクラーレンSP)や前戦インディ500のウイナーであるマーカス・エリクソン(チップ・ガナッシ・レーシング)など、ランキング上位のドライバーも順当にQ2進出を決めた。

 Q1グループ2では、新人のデビッド・マルカス(デイル・コイン・レーシング with HMD)がトップ通過。この週末で初めて1分14秒台にタイムを乗せたドライバーとなった。またチームメイトの佐藤琢磨(デイル・コイン・レーシング with RWR)も6番手でQ2進出を決めた。一方で、ウィル・パワー(チーム・ペンスキー)とアレックス・パロウ(チップ・ガナッシ・レーシング)はタイムを伸ばせず、まさかの敗退となった。

 迎えたQ2では、またもマルカスが1分14秒台のタイムをマークし、1分14秒8251でトップに立つと、それをオワードが1分14秒6681で塗り替えていった。そして脱落圏内にいるドライバーが最後のアタックに入ったタイミングで、ロマン・グロージャン(アンドレッティ・オートスポート)がクラッシュ。ターン12でウォールに軽くヒットした後にコントロールを失い、ターン13の壁に激しくぶつかった。これにより赤旗が掲示され、スコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング)とエリクソンはここで敗退となった。

 ポールポジションを決するファスト6に残ったのは、オワード、マルカス、カストロネベス、シモン・パジェノー(チーム・ペンスキー)、佐藤、そしてニューガーデンの6名だ。

 ファスト6では各車がユーズドのレッドタイヤ(オルタネイトタイヤ)を履いてアタックに向かったが、ここで見せ場を作ったのが佐藤だった。佐藤は1分15秒3490をマークしてトップに。そのままセッションは終盤に向かっていった。

 このまま佐藤のポールポジションか……そう思われた中で、最後の最後でタイムを更新したのがニューガーデンだった。彼は1分15秒2153をマーク。通算16回目、今季初のポールポジションを手にした。佐藤は惜しくも2番手に終わったものの、チームメイトのマルカスもファスト6に残って6番手に入っていることから、デイル・コイン・レーシングの調子はかなり良さそうだ。