MotoGP第9戦カタルニアGPの予選では、アプリリアのアレイシ・エスパルガロがポールポジションを獲得。2番手にはフランチェスコ・バニャイヤ(ドゥカティ)、3番手にはファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)とランキング上位のライダーが並んだ。

 今週末はアプリリア、そしてエスパルガロが強さを見せてきた。FP2、FP3、FP4とトップタイムをマークし、低グリップな路面でも他のライダーに比べてメカニカルグリップが優れている様子のため、“本命”として扱われている。

 2番手からエスパルガロを追うことになるバニャイヤだが、彼はペース面で大きな差があるとは考えていない。しかしレースを通じてリヤタイヤのパフォーマンスを劇的に落とさず維持していくことが、大きな課題になると予想していると話した。

「彼(エスパルガロ)をどう倒せばいいのかは、僕も分からない。でも鍵となるのは、レース全体を通してリヤタイヤを賢く使うことだろうと思っている」

 バニャイヤはそう語る。



「序盤数周を飛ばして行けるというのは間違いない。でもレースのフィニッシュまでコンスタントにならなくちゃいけないんだ。スタートでプッシュしたら、最後まで一貫した走りはできないだろう」

「サバイバルレースの様相になってくるだろう。加速をとても、とても丁寧にやる必要があるんだ」

「FP4ではタイヤは大丈夫だろうかとか、他の人たちとは色々と別のことをやっていた。そして、FP4での自分のペースにはかなり満足しているよ」

 また、クアルタラロもこうしたバニャイヤの見解に同意している。彼自身も、優勝争いに参加できる速さを感じている一方で、リヤタイヤを長く保たせることを心配しているのだ。

「僕らにはポテンシャルが、そしてスピードがあると思う……速さがあるのは僕らだけではないけど、僕たちもその中に入っていると思う」と、クアルタラロは言う。

「みんなが、このサーキットにおいてどれだけタイヤ消費やリヤグリップが重要なのかは理解している。そしてMoto2クラスのレース後には、過去の経験から常にグリップが悪化することも分かっている。でもみんなそれに対する準備はできているだろうし、リヤタイヤのマネジメントのアイデアもあると思う」

 そして、ポールシッターのエスパルガロもタイヤの消耗が重要な要素になることは間違い無いと考えている。また、初優勝を果たしたアルゼンチンGPよりも、厳しい戦いになるという見方を示した。

「アルゼンチンとも異なっている。あれも簡単ではなかったし、MotoGPでは簡単なんてことは無いんだけどね。でも僕はライバルに対していくらかマージンがあったし、多少速かったんだ」

「ここで僕は、他の人たちのように苦戦している。このコースはグリップが低くて、速さを発揮するのがすごく難しいんだ。そして、どれだけ速く走るかは問題じゃない。FP4ではミディアムタイヤで1分39秒5を刻めていたけど、タイヤを壊してしまって、終わってしまった」

「だから限界とタイヤの消耗を理解するのは、ここでは簡単ではない。アルゼンチンのように、思うままにプッシュしてもタイヤが問題ないわけではないんだ」

「明日、ポールポジションからスタートするのは助けになるだろう。でもかなり難しいレースになるだろうね」