MotoGP第9戦カタルニアGPで、ヨハン・ザルコ(プラマック)は3位表彰台を獲得。彼は、自身に表彰台をもたらすことになったアレイシ・エスパルガロ(アプリリア)のミスを、「ナイスな贈り物」だったと語った。

 ザルコはカタルニアGP決勝では、2番手グループでの走行となっていた。ただチームメイトのホルヘ・マルティンとエスパルガロが先行する形であり、4番手からなかなか前に上がることができずにいた。

 最終的にはリヤタイヤのデグラデーションが予想よりも大きかったこともあり、彼は4位フィニッシュを受け入れなければならない状態だったと認めている。しかし最終ラップに入ったところでエスパルガロが周回数の認識ミスから減速……ザルコは”棚ぼた”で3番手に浮上し、そのまま表彰台を獲得することに成功したのだった。

「(先頭集団の中で)僕はリヤにハードタイヤを選んだ唯一のライダーだった。それで、レース終盤にはアドバンテージを得られるだろうと思っていたんだ」

 ザルコはそう語る。

「だからリヤタイヤをコントロールしていた。アドバンテージを得られたり、タイヤをキープするためにも、あまり滑らせすぎないようにしていたんだ」

「でも実際は逆のことになっていた。レース終盤……残り5周くらいかな、加速でアレイシやマルティンに離されてしまうようになっていたんだ」

「だから表彰台は難しい状況だったし、それを競うこともできていなかった。戦うチャンスを得られなくて、フラストレーションが溜まっていたよ」

「でも4位は十分良い結果でもあった。そして、最終ラップには(エスパルガロのミスという)サプライズがあった」

「マシントラブルかと思いもしたんだけど、彼が手を上げているのを見て、祝ってるんだと思った。だから集中し続けて、レースをフィニッシュした。ナイスな贈り物だったよ」

 僚友のマルティンも同じ様にエスパルガロのミスから恩恵を受けて、2位でのフィニッシュを手にした。ただ、彼としては最終ラップにエスパルガロと戦えるという手応えも感じられていたのだという。

「最終ラップも何かできると思っていたんだ」と、マルティンは言う。

「オーバーテイクを狙っていたし、ターン10では強さを感じていた」

「結果には満足しているよ。難しいレースが続いた後の表彰台だからね。僕のバイクは今、序盤戦のようなスタンダードなモノになっている」

「フィーリングを取り戻せているんだ。この先のレースで、それを確かめていくことになる」

「この先に向けて、自信がある。僕はライディングでフロントエンドに強さを必要としているタイプだけど、直近のレースでは、フィーリングが良くなかった。毎回クラッシュしてしまって、その理由が分からない……それが主な問題だったんだ」