今週末に行なわれるF1アゼルバイジャンGPは、例年よりも各セッションの時刻が遅くなっている。この結果、予選の開始時刻が、ル・マン24時間レースのスタート時刻と完全に同じになる。

 これについてF1アゼルバイジャンGPの主催者は、大きな問題にはならないと考えているようだ。

 F1アゼルバイジャンGPの予選は、現地時間の18時から行なわれる。一方、ル・マン24時間はフランス時間の16時にスタートが切られる。アゼルバイジャンとフランスの間には2時間の時差があるため、両セッションはまったく同じ時刻に始まるということになる。

 モータースポーツファンとしては、これは由々しき問題である。F1の予選を見るか、それともスポーツカーの最も有名なレースのスタートを見るのか……難しい選択を迫られることになるわけだ。

 アゼルバイジャンGPのエクゼクティブ・ディレクターであるアリフ・ラヒモフはこれについて、「予選で最も重要なのは”最後”」だと語り、スケジュールが重複することについては心配する必要はないと主張した。

「ル・マンの最も重要な部分は、レースのスタートだ。しかしF1の予選の最も重要なのは、最後の部分だ」

 そうラヒモフ氏は語る。

「テレビの視聴者には、ル・マンのスタートと、予選の終盤の両方を見てもらうことができると思う」

 ラヒモフ氏によれば、アゼルバイジャンGPのタイムテーブルは様々な影響により決定されたものだという。そのため、スケジュールがル・マンとバッティングすることについて、F1やFIAと話し合われることはあまりなかったようだ。

「このスケジュールは、多くの要因に基づいて組み立てられている」

「内部的な要因もあるし、F2のレースのように、土曜日にやらなければいけない他のモノもある」

「だから通常、タイムスケジュールを動かすということについては、それほど多くの選択肢はない」

「しかし先ほど申し上げたように、ル・マンのスタート時刻がF1予選の終盤と同じ時刻に行なわれるのだとしたら、それはがっかりすることになるだろう。でもスタート時刻が同じなので、その状況でも全ての観客にご覧いただくことができると思う」