2022年のル・マン24時間レースは、6月9日にポールポジションを決する”ハイパーポール”が開催。ブレンドン・ハートレーが最速タイムを記録し、トヨタ8号車GR010 HYBRIDがポールポジションとなった。

 ハイパーポールでは僚友のトヨタ7号車、そしてLMP1マシンで参戦しているアルピーヌとの戦いとなった。

 終盤、アルピーヌ36号車が暫定トップタイムとなっていたが、ハートレーは最後の最後のアタックで3分24秒408をマーク。7号車の小林可夢偉は3分24秒828で及ばず2番手に終わったため、8号車がポールポジションとなった。

 この日の走行を終えたハートレーは、ハイパーポールでのラップが信じられない感覚だったとコメント。11日の決勝レースへ向けて切り替えていく必要があるものの、今の良い気分を味わいたいと語った。

 またTOYOTA GAZOO Racingのチーム代表も務めている小林は、ハートレーに敗れたものの、彼のアタックを称賛。トヨタ勢が先頭に並んだことを喜ぶとともに、決勝に向けたパフォーマンスにも自信を覗かせた。

■8号車 ブレンドン・ハートレー

「ポールを獲得できたラップは、信じられないような感覚だった。ここル・マンで僕にとって初めてのポールポジションを獲得できて本当に嬉しいよ」

「この素晴らしいGR010 HYBRIDを用意してくれたチームと、最高の時間を過ごさせてくれたチームメイトに感謝したい。もちろんプレッシャーもあった。特にラスト1周前のラップでコース上のトラフィックに引っかかってしまったため、ラストラップで決めなくてはならなかった」

「それだけに、フィニッシュラインを越え、結果を目にした瞬間の感覚は言葉にできない。ポールポジション連続獲得記録を途絶えさせることになってしまって、可夢偉には申し訳ないけど、彼にはまだこれからもチャンスがある。決勝レースへ向けて気持ちを切り替える必要があるんだけど、今はこの最高の気分をじっくり味わいたいね」

■7号車 小林可夢偉

「私自身、そして、7号車にとっては少し悔しい結果ですが、ブレンドンのアタックは素晴らしかったです。彼と8号車のポールポジション獲得という素晴らしい結果をうれしく思います」

「彼らはル・マンに入ってから早い段階でトラブルに見舞われましたが、クルーが懸命の作業でこの問題を克服し、ポールポジションという結果に結びつけました」

「私自身も全力を尽くしてアタックしましたが、コース上のトラフィックにより、タイムを出し切れませんでした。とは言え、こういったことが起きるのも予選です」

「明日の決勝では、我々TOYOTA GAZOO Racingが1-2で並んで最前列グリッドからスタートできるのは嬉しいことですし、また、好位置からのスタートになるので、パフォーマンスにも自信があります。ハイパーカークラスのライバルとの争いは本当に僅差なので、決勝でもエキサイティングなバトルができると楽しみにしています。もちろん、決勝レースはとても長く、車両信頼性こそがもっとも重要な要素となります。目標は優勝です」