6月17日、ザクセンリンクでMotoGP第10戦ドイツGPの初日フリー走行が行なわれた。FP2、そして初日の総合トップタイムを記録したのは、ドゥカティのフランチェスコ・バニャイヤだった。

 サーキットは快晴に恵まれ、FP2時点で気温は25℃。路面温度も午前中から上昇し、46℃でセッション開始となった。

 午前中のFP1ではターン1で多くの転倒が発生。前戦カタルニアGPでも転倒し左手首を骨折しているアレックス・リンス(スズキ)も転倒を喫しており終盤は走行を見合わせていたものの、彼はFP2に出走することができた。

 FP2では早くからFP1の自己べストタイムが更新されていく展開。アレイシ・エスパルガロ(アプリリア)が序盤に記録した1分20秒789が暫定トップとなり、フランチェスコ・バニャイヤが同じ1分20秒台で続いた。

 ザクセンリンクはドゥカティが苦手とする傾向のあったコースだが、FP1ではジャック・ミラーとバニャイヤのふたりがワンツーを記録していた。FP2でもドゥカティは好調のようで、序盤はバニャイヤやミラー、プラマックのふたりがタイムシート上部に並んだ。

 セッションが折り返しとなる頃には、マーベリック・ビニャーレス(アプリリア)も好タイムをマーク。3番手タイムと上位に食い込んだ。

 左手首を骨折し、まだ治りきっていない状態で走っているリンスは、残り15分頃にペースを大幅にアップ。1分21秒025をマークしてビニャーレスの前に出た。その後、チームメイトのジョアン・ミルも1分20秒881と自己ベストを大きく更新している。

 FP2はトラブルやアクシデントもなく順調に進行していき、残り時間は10分を切った。

 残り6分というところで、FP1トップタイムだったミラーがアタック。1分20秒211と暫定トップだったエスパルガロのタイムを大きく更新する速さであり、コースレコードに迫るタイムだった。

 ミラーの記録したタイムを更新すべく、ライダー達は次々とアタックに突入。そしてそのタイムを超えていったのは、チームメイトのバニャイヤだった。1分20秒132と従来のレコードタイム(1分20秒195/マルク・マルケス)を更新する速さを見せた。

 バニャイヤは連続アタックで1分20秒018までタイムを更新。さすがにこのタイムを超えられるライダーは出ず、バニャイヤがFP2トップとなった。2番手は1分20秒133をマークしたルカ・マリーニ(VR46)、3番手はミラーだ。

 さらに、ドゥカティは苦手としていたザクセンリンクを攻略しつつあるのか、5番手と6番手にはプラマックのヨハン・ザルコとホルヘ・マルティンが続くという結果となった。

 ポイントリーダーのファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)は最終的に7番手タイム。ドゥカティ勢、そしてタイトル争いのライバルであるエスパルガロには先んじられた形だ。

 LCRホンダの中上貴晶は12番手タイムと、トップ10入りは逃してしまった。ただFP1に引き続いてホンダ勢では最上位となっている。