MotoGP第11戦オランダGPのフリー走行1回目が行なわれ、ドゥカティのジャック・ミラーが最速タイムをマークした。

 サマーブレイク前最後の1戦となるオランダGPの初日は、ダッチウェザーらしく雨に見舞われており、コースはフルウエット。水しぶきを盛大にあげながらマシンが走行することになった。

 FP1開始時点では気温19℃、路面温度21℃と灼熱のコンディションだった前戦ドイツGPからは一転したコンディション。序盤にはVR46のマルコ・ベッツェッキなど、路面に足をすくわれるライダーも見られた。

 またエネア・バスティアニーニ(グレシーニ)も開始15分頃に、ターン1へ向けたブレーキング時に転倒。濡れた路面とグラベルを滑走したが、怪我は無かった。

 コース上の視界は巻き上げられる水しぶきによってかなり悪い様子だが、ミラーはお構いなしに走行。彼の記録した1分44秒523が暫定トップタイムとなった。かなり路面の水量が多く、中盤はピットで様子見するライダーも多かった。

 そうした中、積極的な走行を続けていたライダーのひとりがマーベリック・ビニャーレス(アプリリア)。彼はセッション終盤の15分に入ると1分45秒台ながらも、3番手まで自己ベストを更新した。

 この頃になるとピットで過ごしていたライダーも再びコースイン。トラックは賑わいを取り戻していった。

 徐々に速さを上げていくライダー達だったが、ポル・エスパルガロ(レプソル・ホンダ)がそれまでの暫定トップタイムを超える1分43秒台のタイムをマークすると、そこから次々と1分43秒台のタイムが刻まれ、タイムシート上位が入れ替わっていった。

 残り5分を前にミラーが1分43秒069のタイムを記録し、ヨハン・ザルコ(プラマック)、エスパルガロ、アレックス・リンス(スズキ)などを抑えて暫定トップに再び浮上。水しぶきが依然として大量に巻き上げられるコンディションの中、アタックは更に続いた。

 ポル・エスパルガロ、ジョアン・ミル(スズキ)、ミラーらはタイム更新を連発。互いに自己ベストを更新すると、1分42秒589を叩き出したミラーが最終的にFP1トップタイムとなった。

 またアレックス・マルケス(LCRホンダ)が最後のアタックで大きくタイムを更新し、1分42秒959で4番手となった。2番手はミル、3番手はポル・エスパルガロだ。

 日本人ライダーの中上貴晶(LCRホンダ)は最終的に16番手タイム。また第9戦で中上の転倒に巻き込まれ、左手首骨折により第10戦ドイツGPを欠場したリンスは、FP1で計12周を走行して7番手タイムをマークした。