シルバーストン・サーキットを舞台に行なわれているF1第10戦イギリスGP。予選13番手となったアルファタウリの角田裕毅は、この結果に一定の満足をしている。

 アルファタウリの今季マシン『AT03』は、開幕から最大ダウンフォース量が不足しており、アゼルバイジャンGPやカナダGPなど高いダウンフォース性能を必要としないイベントでは速く、逆に高いダウンフォース性能を必要とするスペインGPでは厳しい戦いを余儀なくされた。

 AT03のダウンフォース不足はドライバーのピエール・ガスリー、角田双方から時折指摘されていることであり、今回のイギリスGPも事前から苦戦は必至と言われてきた。角田も初日を終えた段階で今回は「Q2進出も厳しい」との見方を示していた。

 しかし、その予選では気まぐれなブリティッシュウェザーがアルファタウリを味方し、2台が揃ってQ2進出を果たした。Q2ではセッション後半にかけて雨脚が強まったこともあり、ガスリーは11番手、角田は13番手となった。ただこの結果に角田は満足できているようだ。

「フリー走行でのパフォーマンスから、今回は予選Q2進出が難しいと予想していたので、今回の結果を受け入れられています」

 角田はそうチームのプレスリリースにコメントを寄せた。

「コース上のコンディションは厳しかったですが、チームは本当に良い仕事をしてくれましたし、僕自身もこの結果に満足しています」

「今週末ここまでを考えれば、大きなプラスだと思います。僕のマシンはドライ用にセットアップされているので、日曜日の決勝レースでは雨が降らないことを願っています」

「入賞に向けて僕らは全てをまとめ上げることができるはずです。レースを楽しみにしています。厳しいでしょうが、日曜日は良いチャンスがあると思います」

 その決勝レースが行なわれる日曜日は、予報では晴れ。しかし天候が角田を味方し、予報通りドライコンディションで行なわれるのか、それとも彼を突き放すかのように雨を降らせるのか、それは神のみぞ知るといったところだろう。