プジョーは、FIA世界耐久選手権(WEC)モンツァ6時間レースでLMH規定のマシン『9X8』をデビューさせたが、将来的にカスタマーチームにマシンを供給する可能性があるようだ。

 プジョーが属するステランティス・グループのモータースポーツ責任者であるジャン-マルク・フィノーは、モンツァでプライベーターに耳を傾ける用意があることを明らかにした。

「もしグリッドにもっとプジョーを並べる機会があれば、とても嬉しい」とフィノーは述べた。

 彼は、ル・マン24時間レースでマシンを追加する際のスポンサーだけではなく、フルシーズンでプジョーのマシンを走らせることを希望する独立系のチームも、それに含まれると説明した。

「これはファクトリープログラムであり、我々はそれに集中している。しかしもしカスタマーが興味を示せば、我々はそのケースを検討しないということではない」

「しかし、顧客のために必要なサポートが、ファクトリーチームやファクトリープログラムのパフォーマンスを損なわないことを確認しなければならない。あらゆることが可能だ」

 フィノーのコメントは、9X8を厳格なファクトリープログラムに位置づけてきたプジョーの変化を表している。

 一方で、フィノーはこれまでのところカスタマーへの供給などの具体的な議論はなされておらず、カスタマーカーの供給が可能になる時期についても明言していないことを強調した。また、外部スポンサーとの提携がない限り、来年のル・マン24時間で3台体制を敷く可能性はないとしている。

 プジョーは過去にターボディーゼルのプジョー908でル・マン・シリーズを戦っていた際に、カスタマーカーを供給した実績がある。2009年のル・マンではペスカローロに、2010年と11年にはオレカに908 HDiを供給している。