WRC(世界ラリー選手権)の第7戦ラリー・エストニアが行なわれ、カッレ・ロバンペラ(トヨタ)がチームメイトのエルフィン・エバンスを1分差で退け、今季5勝目を挙げた。

 当初速さを見せたのはエバンスの方だった。エバンスは、金曜日の全8ステージのうち5ステージでトップタイムを記録し、一時19.9秒のリードを築いた。しかし、この日の最後のステージではエバンスが大雨に見舞われたことでタイムをロス。ロバンペラがこれで首位に立ち、逆に11.7秒のリードを奪った。

 土曜日は最初のステージであるステージ10こそエバンスが最速だったものの、ステージ11〜17まではロバンペラが連続で最速。結局この日を終えた段階で、リードは29.1秒に広がった。

 最終日もロバンペラの速さは変わらず、最終パワーステージでもトップタイムを記録。1分00.9秒の差をエバンスにつけ、今季5勝目を挙げた。これで今季の獲得ポイントは175となり、2番手のティエリー・ヌーヴィル(ヒョンデ)との差を83ポイントに広げた。エバンスは今回2位になったことにより、ランキング3番手に浮上した。

 ヒョンデのオット・タナクは、EV走行ゾーンで電気のみで走行できなかったため、10秒のタイム加算ペナルティが科された。ただ、勝ったロバンペラやエバンスと同等のペースを発揮することができず、3位が精一杯だった。

 勝田貴元(トヨタ)は優勝したロバンペラから4分13秒遅れの5位でフィニッシュ。ランキングでも73ポイント獲得の5番手につけている。