ホンダの北米高級車ブランドであるアキュラは、IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権(IMSA)の2023年シーズンに投入予定の新LMDh車両『ARX-06』のテストを7月16〜17日にかけてマニクールで行なった。これはフランスのポール・リカール・サーキットで実施したシェイクダウンに続くものだ。

 オレカの次世代LMP2車両をベースとしたARX-06は、マニクールで日中・夜間の走行を実施。北米でのホンダのモータースポーツ活動を総括するホンダ・パフォーマンス・ディベロップメント (HPD)は、新マシンの走りに「満足」していると明らかにしている。

 テストには、シェイクダウンを実施したウェイン・テイラー・レーシングのリッキー・テイラーとHPDのエンジニア兼ドライバーのマット・マクマリーが参加。シェイクダウンのティザー映像では隠されていたマシンのフロント部分もテスト完了の知らせと共に公開された。

 IMSA DPiクラスの2022年シーズンはロード・アメリカとプチ・ル・マンの2戦を残し、アキュラの現行型マシン『ARX-05』を使用するメイヤー・シャンク・レーシングとウェイン・テイラー・レーシングがワンツー体制を築いている。

 ハイブリッドシステム搭載のARX-06は、IMSAに2023年シーズンからDPiクラスに変わり新設されるGTPクラスでポルシェ『963』やBMW『M Hybrid V8』、キャデラック(マシン名称は未発表)などのLMDh車両らと争うことになる。

 LMDh車両については、旧LMP1規定のマシンを特例で使用し世界耐久選手権(WEC)のハイパーカークラスに参戦しているアルピーヌや、ランボルギーニなども開発を行なうことを表明している。

 アキュラはARX-06でのWEC参戦を発表していないものの、この車両をWECに持ち込み、トヨタ『GR010』やプジョー『9X8』、フェラーリ(名称は未発表)などのLMH車両と競い合うこともルール上可能である。

 HPD社長兼テクニカルディレクターを務めるデビッド・ソルターズは、テストを終えて次のように語っている。

「もちろんまだ始まったばかりだが、ポール・リカールでの最初のシェイクダウンと、夜間まで走った土日2日間には満足していると言える」

「オレカ、HPD、ウェイン・テイラー、メイヤー・シャンクの各チームは、この初走行の準備と実施において、本当によく協力してくれた。これからが本当の意味でのハードワークの始まりだ」