ランボルギーニは、2024年のデビューに向けて動いているLMDhプロジェクトにおいて、ミルコ・ボルトロッティとアンドレア・カルダレッリを起用すると発表した。

 ランボルギーニは次世代LMP2車両のコンストラクターであるリジェと共に、LMDh車両のを共同開発を進めており、ボルトロッティとカルダレッリはそのテストドライバーを務める。また、2024年にランボルギーニの車両がWEC(世界耐久選手権)やIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権に参戦する際は、ラインアップの一翼を担うことになる。

 LMDh規定の車両は、2023年からWECとIMSAの両シリーズへの参戦が開始される。すでにポルシェやキャデラック、アキュラ、BMWなどが積極的にマシン開発を進めており、ランボルギーニはそれらのマニュファクチャラーよりも1年遅いデビューとなる。

 ランボルギーニのモータースポーツ責任者であるジョルジオ・サンナは、次のように述べている。

「ミルコとアンドレアをLMDhプログラムの最初のドライバーとして発表できることを特に誇りに思う」

「ふたりはランボルギーニがGTレースで歴史的な成績を収めることに大きく貢献してきた。彼らがLMDhプロジェクトに加わったことは、スクアドラ・コルセ(ランボルギーニのレース部門)ファミリーに対する彼らの継続的なコミットメントに報いるものでもある」

「彼らの才能と経験が、最高峰の耐久レースにおける我々の競争力にとって、さらなる財産となることは間違いない」

 カルダレッリは、2011年からフォーミュラ・ニッポンやスーパーGT GT500クラスで活躍してきた、日本のモータースポーツ・ファンにとってもお馴染みのドライバー。2017年からはランボルギーニのファクトリードライバーとしてGTワールドチャレンジや、プランパンGTシリーズでウラカンGT3を操り活躍してきた。

「ランボルギーニでレースし始めた2017年当時、僕は子供の頃の夢である、最も権威のある耐久レースで大好きなブランドのクルマでレースをするという目標を掲げていた」

 カルダレッリはそうコメントした。

「この新しい冒険にとても興奮しているし、僕の経験をすべてこのプロジェクトに注ぎ込み、新しい名誉あるトロフィーを獲得するために最善を尽くす」

 ボルトロッティは、2016年にランボルギーニのファクトリードライバーに仲間入り。2017年のブランパンGT選手権を制した他、2018年と19年にデイトナ24時間レースのGTDクラスを連覇している。

「ランボルギーニでキャリアを続け、エキサイティングな新章をスタートできることをとても嬉しく思う」と、ボルトロッティは語った。

「(ランボルギーニでレースを始めた)2014年から僕に寄せてくれた無条件の信頼と、LMDhプロジェクトへの参加を可能にしてくれたスクアドラ・コルセに、とても感謝している」

「耐久レースの最も重要な舞台でブランドを代表し、偉大なクラシックレースで総合優勝を争うことは名誉であり、大きな責任も生じる」

 ボルトロッティは今年のル・マン24時間レースに、チームWRTから参戦した。これは、LMDhプロジェクトに向けた準備だったと解釈されている。

 一方でLMDh車両がデビューしても、ランボルギーニがWECやIMSAに参戦するファクトリーチームに多額の投資をすることはないと思われる。その代わり、ウラカンGT3でそうしていたように、カスタマーチームに高いレベルのサポートを提供することを選ぶだろう。