アストンマーチンからF1に参戦中のセバスチャン・ベッテルは、2022年シーズン限りで一旦契約期間が満了する。契約延長となるかはこれまで不明だったが、ベッテルはF1を続ける意思があると明らかにした。

 ベッテルは2021年にアストンマーチンへ加入。4度のF1王者としてランス・ストロールと共にチームを引っ張っていくことが期待されてきた。

 2022年は契約が満了となる年だが、ベッテルには今季限りで引退するのではないかという見方もあった。これはチームが新レギュレーションとなった2022年のスタートダッシュに失敗したことや、ベッテルが出演したTV討論番組で気候変動に対する活動とレース活動の両立の難しさを考えて、続けるかどうかを”自問”していると語ったことが影響している。

 しかし、ベッテルは2023年以降もF1ドライバーとしての挑戦を続けるようだ。フランスGP開催を前に、ベッテルはキャリア続行の明確な意思を表明した。

 F1ドライバー契約に関する噂から、自身の将来について尋ねられたベッテルは「まあ、僕は今週も、その次のレースに出るけどね」と答えつつ、さらにこう続けた。

「そうだね。いつか話すことになると言ってきた事だけど、僕らは話し合いを始める予定で、チームには継続する明確な意志があると話している」

「僕らの状況がどうなるか、それも時期に分かるだろう」

 6月の段階で、アストンマーチンのマイク・クラック代表はベッテルが長期的にアストンマーチンのドライバーを務めることを望んでいると話していた。

「彼がチームに残りたいと言うのであれば、我々は彼に長くチームに留まってほしいということを常に明確にしてきた」

 そうクラック代表は語る。

「我々は話し合いを行なっている。非常に良い関係を築いており、お互いに期限を設定する必要があるわけではない」

「確かにある時点で決断することが必要だ。もし決断を先延ばししすぎると、我々も問題にぶつかってしまう。それは彼も理解している」

「しかし我々が行なっているのは、常に信頼できる議論だ。その観点からすれば、全て良いことだと思う」

 なおベッテルにはマクラーレンのダニエル・リカルドの後任となるのではないか、という憶測もあった。

 しかし彼はそうした噂については「そういう話があるのは知っているけど、単なる噂だと思うよ」と答えている。