F1フランスGPを8番グリッドという好位置からスタートした角田裕毅(アルファタウリ)。しかし彼のレースは、事実上1周目で終戦となってしまった。

 ここ数戦苦戦していたアルファタウリは、フランスGPで待望のアップデートを投入。その甲斐もあって角田は予選Q3に進出して8番手に食い込んでおり、久々のポイント獲得が期待されていた。

 しかし角田は1周目、バックストレートのシケインに進入する際、イン側から仕掛けてきたオコンと接触。スピンしてしまい、最後尾に落ちた。その後彼は走行を続けたものの、マシンには大きなダメージがあり、シャルル・ルクレール(フェラーリ)のクラッシュでセーフティカーが出されたタイミングでピットにマシンを戻した。

 この角田とオコンの接触に関しては、オコンに非があるとして5秒のタイムペナルティが科された。ただ、角田が実質1周目で勝負権を失った一方で、オコンは終始ポイント圏内でレースを展開して最終的に8位でフィニッシュした。

 角田は8位に入れるポテンシャルがあったと考えているからこそ、このペナルティ裁定には納得がいっていない様子。彼はチームのプレスリリースに次のようにコメントした。

「序盤にかなりのダメージを負ってしまい、そこからは周回を重ねるごとに悪化する一方でした」

「オンボードを見ましたが、僕は間違いなく十分なスペースを与えていましたが、彼はコントロールを失っていました。僕たちのレースが台無しになって、彼はダメージがなくポイントを持ち帰ったことを考えると、5秒(ペナルティ)というのは十分でないと思います」

「レースではこういうことが起こるのは分かっていますが、予選が良かっただけに残念です。これほど大きなアップグレードをしてくれたファクトリーの人たちにも申し訳ない気持ちですが、僕にできることは全てやりました」

「トップ8に入ることは可能だったと思いますが、仕方ないですね。ハンガリーにはもっと強くなって戻ってきます。マシンも良いですし、ポジティブに考えています」

 これで角田は6戦連続ノーポイント、アルファタウリとしても4戦連続のノーポイントとなった。