メルセデスのルイス・ハミルトンは、F1フランスGPを2位でフィニッシュした。しかし、優勝したマックス・フェルスタッペン(レッドブル)には、まったく太刀打ちできなかったと語る。

 ハミルトンはフランスGPの予選で4番グリッドを獲得。決勝のスタートでは3番手に浮上すると、シャルル・ルクレール(フェラーリ)がリタイアしたことで2番手に上がり、そのままの順位でフィニッシュした。ハミルトンにとってはこれが今季最高順位ということになる。

 セーフティカー解除直後、ハミルトンはフェルスタッペンの真後ろにつけていた。しかし最終的には約10秒遅れてのフィニッシュだった。レース後、フェルスタッペンについていくことができた可能性があるかと尋ねられると、ハミルトンは「レッドブルはとても速い」と語り、数周ついていくのが精一杯だったと明かした。

「文字通り僕はストレートで、フルガス(燃料を最も濃くして、パワーが出るモード)で走った。でも彼は引き離していった」

 ハミルトンはそう語った。

「今日最も遅れていたのは、直線でのパフォーマンスだった。だからもしストレートで0.3秒とか0.4秒を失ってしまえば、僕にできることは何もない」

「でも僕らは将来のために、それを改善するべく努力しなければいけない。そして、もっと良くすることができる可能性がある部分も、他にいくつかあると確信している。でも、あれ以上プッシュしていたら、同じ位置でレースを終えることはできなかっただろう」

「僕はマシンを壊すことなく、タイヤを労わることも心に留めておかなければいけなかった。2位は、僕らが得ることができた最高の結果だ」

 チームメイトのジョージ・ラッセルも3位に入ったことで、メルセデスはダブル表彰台を獲得。これも今季初のことである。

「僕は、ジョージと僕で2位と3位に入れるとは思っていなかった」

 そうハミルトンは語った。

「これは僕にとって、今季最高の結果だ。僕にとって基本的に重要な1日になったし、このポジティブなエネルギーを、ブダペスト(ハンガリーGP)に持ち込むことを楽しみにしている」

 メルセデスは5戦連続で表彰台を獲得し、コンストラクターズランキングでフェラーリとの差を44ポイントまで縮めた。

 チーム代表のトト・ウルフは、この結果が現在の勢力図を正確に表しているわけではないと語る。その一方で、ハミルトンとラッセルの仕事ぶりを称賛した。

「現時点では、7回世界チャンピオンに輝いたドライバーが、マシンに乗っているだけだ。チャンピオンを目指す上では、十分ではないかもしれない」

 ウルフ代表はそう語った。

「彼は全力でプッシュして、マシンから最大限のモノを引き出している。完璧だ。そして明らかに、現時点ではふたりのドライバーが共に、マシンのパフォーマンスを100%以上に引き出している」