アルピーヌのローラン・ロッシCEOは、来季のフェルナンド・アロンソのチーム残留とオスカー・ピアストリのF1デビューに自信を見せている。

 アルピーヌのドライバーラインナップでは、長期契約を結んだエステバン・オコンが2024年シーズン末までチームに留まることが決定している一方で、F1復帰2年目のアロンソは今季末に契約満了を迎える。来季以降のドライブに関しては、サマーブレイク期間中に契約延長に向けた話し合いが行なわれるという。

 そしてアルピーヌには、育成ドライバーであり、昨年のFIA F2王者であるピアストリもリザーブドライバーとして控えているが、アロンソが残留することになれば、チームの2席はすでに埋まっている。そのためアルピーヌは、ピアストリを他チームへ”レンタル”形式で貸し出すことを想定している。

 ピアストリはニコラス・ラティフィの後任としてウイリアムズに加入するとの見方が強いが、アルピーヌはまだ何の発表も行なっていない。ただチーム代表のオットマー・サフナウアーは、チーム名は言及しなかったものの、次のように語っている。

「言いたいことは山ほどあるが、言うことはできない。言えるのは(ピアストリの来季F1昇格は)イエスということだけだ」

 そしてアルピーヌのロッシCEOは、ブランドの母国レースとなるフランスGPの土曜日に、アロンソとピアストリの来季以降のドライブに関して次のように語った。

「フェルナンドについては、今年で契約が切れるから、当然彼とは話し合いを行なっている」

「尋ねられた通り、我々は彼とオスカーのためにシナリオを形成している。重要なのはふたりが価値あるドライバーで、来年は彼らに是非ドライブしてほしいということだ」

 アロンソとピアストリが来季のF1グリッドに並ぶことになるかと聞かれたロッシは「そう思う」と答えた一方、彼らがどこのチームで走るのかについては言及を避けた。

 ただふたりのドライバーが来季F1で走るだろうという考えは、検討されている提案が「ふたりにとっては、とても妥当かつ賢明で、満足できると想像できること」から来るモノだと付け加えている。

 ピアストリが2023年にF1デビューを果たす場合は、他チームへのレンタルとなる可能性が大きいと思われているが、そうした場合でもピアストリがアルピーヌのプログラムから完全に離れることはないという。

「オスカーを取り戻せるのでれば、どのチームに貸し出しても良いと私は考えている」とロッシは語る。

「我々はオスカーに多くの投資を行なってきたし、彼を信じている。だからこそ彼は我々のリザーブドライバーなのだ。彼は非常に有望な才能の持ち主で、その才能を是非とも発揮してほしいところだ」

「他の多くのドライバーである通り、あるチームに貸し出されコツを掴み、我々の元に戻ってくるというのは、良いシナリオだと思う」

 ピアストリ加入が目されるウイリアムズのヨースト・カピト代表は、来季のドライバーラインナップについてチームは「様々な選択肢」を持っているとして、チームに有効であればドライバーをレンタルすることにも前向きだと明かしている。

「それが我々にとってベストであれば、我々はそれを検討することになると思う」とカピトは言う。

「もし、他に良い解決策があるなら、そのより良い解決策を採るだろう」