フォーミュラEの2021-2022シーズン第13戦ロンドンePrixの決勝レースが行なわれた。優勝したのはジェイク・デニス(アンドレッティ)だった。

 今季のフォーミュラEも残すところ2大会4レースとなった。第13戦・第14戦の舞台はロンドンにある展示場、ExCeL London。屋内と屋外を行き来するような特殊なレイアウトのコースだ。

 第13戦の予選でポールポジションを獲得したのはデニス。フロントロウの2番グリッドにはポイントリーダーのストフェル・バンドーン(メルセデス)が付けた一方で、バンドーンとタイトルを争うライバルたちは軒並み中団以降のグリッドに沈んだ。ランキング2番手のエドアルド・モルタラ(ベンチュリ)は9番グリッド、同3番手のミッチ・エバンス(ジャガー)は14番グリッド、同4番手のジャン-エリック・ベルニュ(DSテチータ)は13番グリッドだ。

 45分+1周のレースがスタートすると、デニスが首位をキープしたまま1コーナーを抜け、バンドーンとニック・デ・フリーズのメルセデス勢が続いた。ターン1、2のシケインでは多重クラッシュがあり、サム・バード(ジャガー)がリタイア。そのバードと接触したモルタラもフロントセクションを壊して緊急ピットインを強いられ、大きく順位を落とした。

 今回はアタックモードの使用が6分×2回と義務付けられていることもあってか、レース開始10分で上位陣が動いた。トップ4台はほぼ同じタイミングでアタックモードを発動し、それらが終了した時点ではデニス、バンドーン、デ・フリーズ、セルジオ・セッテ・カマラ(ドラゴン/ペンスキー)というオーダーとなった。

 上記トップ4はレース折り返しのタイミングで2度目のアタックモードを発動するも、その順位に変動はなし。しかし彼らとは時間差で2度目のアタックモードに入ったニック・キャシディ(エンヴィション)がセッテ・カマラの前に出て4番手に浮上した。

 エバンスはそのまま首位の座を譲ることなくトップチェッカー。今季初勝利を挙げた。2位にはバンドーンが入り、3位争いはファイナルラップまで白熱したものの、キャシディの猛追を振り切ったデ・フリーズに軍配が上がった。

 これでタイトル争いは、バンドーンがライバルに対するリードを広げることとなった。バンドーンは173点、ランキング2番手は今回のレースで6位に食い込んだエバンスで147点、序盤の接触により無得点に終わったモルタラはランキング3番手で144点だ。