ハンガロリンクを舞台に開催されたF1第13戦ハンガリーGPの予選セッション。フェラーリのカルロス・サインツJr.は、メルセデスのジョージ・ラッセルに次ぐ2番手フロントロウを確保したものの、より「完璧なラップであればポールポジションを獲得できていたはず」と自身のアタックラップに少し落胆している。

 ポールポジションを決めるQ3では、序盤のタイムアタックではサインツJr.が首位。最終アタックでは、レッドブルのマックス・フェルスタッペンにマシントラブルが発生し、サインツJr.のチームメイトであるシャルル・ルクレールもタイムアップならず。サインツJr.は自身のトップタイムを更新し、彼のポールポジションは決まったようにも見えた。

 しかし、最後にコントロールラインを超えたラッセルが0.044秒差でトップタイムを奪取。F1キャリア初のポールポジションを獲得した。

 2番手に終わったサインツJr.は、自身のアタックラップは完璧ではなかったと悔しさを滲ませた。

「おそらく、あのQ3のラップは特別なモノではなかったと思う。ポールには十分じゃなかったから、僕はちょっとガッカリしている。完璧なラップだったら、当然トップだったはずだからね」

「でもジョージは今回、とても良いラップを刻んだんだろう。彼はポールにふさわしいし、おめでとうと言いたい」

 サインツJr.はこれまで、予選ではルクレールに後れをとってきた。しかし今回の予選パフォーマンスは、マシンへの理解が深まったことを意味していると語っている。

「今回は予選を通じて、多かれ少なかれ全てをコントロールできていた気がする」とサインツJr.は語る。

「僕らは正しい方向に進み続けていると思う。それによって僕はマシンに対してより快適に感じるようになっているし、一体感もできている。今回は、何度か良いラップを刻むことができた」

 ハンガリーGPフリー走行3回目は雨に見舞われ、予選の路面コンディションは金曜日の走行時とは大きく異なった。サインツJr.も同じ状況ではあるものの、変化した路面コンディションがフェラーリのペースに対するライバルの優位性に影響を及ぼしていると語っている。

「明らかに、路面コンディションは変化していた。特にソフトタイヤでは、おそらく僕らの方向性には向いていなかった。金曜日はペースでアドバンテージがあったように見えたのに、今回はなかったからね」とサインツJr.は言う。

「Q1やQ2でも、今年の他のレースで見られたようなマージンはなかったし、中団グループが金曜日よりも接近していた。だからニュータイヤを履くタイミングを計る必要があったんだ」

「僕らは確実に今回の結果に満足していない。マシンの挙動やハンドリングなど全てにね」

「でも完璧なラップだったらトップに立てていたはずだから悔しいよ」