ハンガロリンクで開催中のF1第13戦ハンガリーGPは、予選でジョージ・ラッセル(メルセデス)がポールポジションを獲得して驚かせた一方で、ポイントリーダーのマックス・フェルスタッペン(レッドブル)がトラブルにより中団に沈んでいる。

 予選でフェルスタッペンが10番手と低迷したことは、3番手に並んだシャルル・ルクレール(フェラーリ)にとってはチャンスだろう。現在ランキング2番手のルクレールは、フェルスタッペンに63ポイント差をつけられてしまっているが、その差を縮める良い機会になるはずだ。

 さらにフェラーリはカルロス・サインツJr.が2番手を確保するなど、揃って上位からのスタートとなっており、レッドブルに対して優位な状況にある。

 サインツJr.はルクレールよりも更にポイント差が大きいため、フェラーリとしてはポイントを最大化し、レッドブルにダメージを与えるための戦略を採ることも可能だろう。

 ただルクレールとしては、チームオーダーを出す必要はないと考えているようだ。

「正直なところ、僕らはできる限りのベストな仕事をする必要があるだけだと思う」

 レッドブルの苦境を最大限利用するため、何か特別な措置をとるつもりはあるかと訊かれたルクレールは、そう答えた。

「つまり、自分たちのことに集中しているということだ。何か必要なコトがあるとは思っていない。言うまでもなく、僕らふたりの間でリスクを冒すことはあってはならないというのはあるけどね。でもそれは普通のことだ」

「だから明日に向けて、何か特別なことは必要ないと思うよ」

「マックスは10番手からのスタートだから、先頭集団に戻ってくるまでには少し時間がかかるだろう」

「そうだとしても、僕らは自分たちに集中し、レースに勝つことを目指すだけだ」

 またサインツJr.はレッドブルに最大のダメージを与えるためには、ラッセルを退けて優勝することだけに集中することが最善だろうと語った。

「明日の僕らの目標はレースで勝つことだ。マックスの位置にはあまり集中していない。結局、チャンピオンシップでポイントを最大化したいなら、一番良いのはレースに勝つことなんだ」

「マックスがどこにいるかとは関係なく、僕らは優勝したいと思っている」