F1ハンガリーGPを3位でフィニッシュしたジョージ・ラッセル(メルセデス)は、雨予報が的中することを期待していたという。

 ラッセルは土曜日に行なわれた予選でキャリア初のポールポジションを獲得。ハンガロリンクがオーバーテイクの難しいコースということもあり、初優勝をつかむチャンスを手繰り寄せた。

 スタート前はレース中に雨が降るという予報もあり、実際にレーススタート時にコース上に雨粒が落ち始めるという状況となっていた。そのためラッセルは、滑りやすい路面コンディションにより適したソフトタイヤを装着。アドバンテージを活かすことを想定し、”しめしめ”とほくそ笑んでいたという。

 しかしレーススタート後、天候はラッセルに味方しなかった。雨は強まることなく、ミディアムタイヤを履くフェラーリ勢にプレッシャーをかけられることで、早めのピットインを強いられたのだ。

 最終的にラッセルはフェラーリ勢をかわして表彰台圏内に復帰することはできたが、”夢”の優勝には手が届かずに終わった。

「ずっと雨が降っていたし、午後はトリッキーになるだろうなと思っていたんだ」と、ラッセルはレース後に語っている。

「普通はポールポジションを獲得したときに雨が降り始めれば、ちょっとガッカリするものだと思う。でも僕はソフトタイヤを履いていたこともあって、しめしめと思っていたんだ」

「凄く良いスタートを切ることができて、序盤4周は本当に力強かったし、カルロス(サインツJr./フェラーリ)とのギャップも3秒まで広げることが出来た」

「でも残念だけど雨が降り止んで、ミディアムタイヤ勢が力を発揮してきたんだ。そうは言っても最初のスティントは上手くいったと思う。マックス(フェルスタッペン/レッドブル)とフェラーリ勢をカバーするために早めにピットに入ったけど、結局のところ今日のマックスは速すぎだよ」

「最後のミディアムタイヤでのスティントではかなりトリッキーなポジションにあった。僕は既にちょっと苦しんでいたけど、エンジニアからはあと25周だと言われていた。雨が落ち始めて、気温も下がっていたから、最後の数周は難しくなるだろうと思っていたんだ」

 ラッセルは終盤にルイス・ハミルトンに追い抜きを許し3番手に後退したが、ここはチームメイトが良い仕事をしたと彼は語っている。

「ルイスは素晴らしい仕事をしたよ。終盤は遥かに優れたペースを見せていたし、中盤のスティントはとても力強かった」

「チームとして、僕らは誇れることがたくさんあると思う。僕らは適切な事を行ない、チームとして優勝を争うベストな機会を得たんだ。残念ながら今日は思い通りにはいかなかったけど、チームとしては全て適切にできたと思う」

 F1はここから約1ヵ月間のサマーブレイクに突入。ラッセルは今季5度目の表彰台を獲得したことで、ドライバーズランキングで4番手に浮上している。