F2第12戦の予選が、オランダのザントフールト・サーキットで行なわれた。最速タイムをマークしたのは、ポイントリーダーのフェリペ・ドルゴビッチ(MPモータースポーツ)だった。

 ザントフールトでのF2開催は、今季が初。現地時間15時から実施された30分の予選では、各車がバンクのついたコーナーや、ツイスティなレイアウトのコース攻略に臨んだ。

 セッション序盤は、フリー走行でもトップだったジャック・ドゥーハン(ヴィルトゥオーシ・レーシング)が、ドルゴビッチを抑えてトップに立った。

 F3を戦っていた昨年に、ザントフールトでのレースを経験している岩佐歩夢(DAMS)は、フリー走行で2番手と好発進。最初のアタックでは9番手となり、続くアタックでタイム更新を目指したが、赤旗が出されたためにピットに戻った。

 バンクのついたターン3でクラッシュし、赤旗の原因となってしまったのは、テオ・プルシェール(ARTグランプリ)。ランキング2番手の彼としては、なんとしてもドルゴビッチとのポイント差を縮めたいところだったが、痛いクラッシュとなった。

 フリー走行で13番手だった佐藤万璃音(ヴィルトゥオーシ・レーシング)は、赤旗が出たセッション残り21分47秒の時点で20番手だ。

 セッション再開後、岩佐は2番手にジャンプアップを果たすが、ドゥーハンはさらにトップタイムを更新。岩佐に0.353秒差をつけた。

 1セット目のタイヤでのアタックを終える前後というタイミングでの赤旗となったことで、早めにアタックを終えていたマシンはセッション再開直後にコースインせず。岩佐やドゥーハンも、タイムアップは1セット目のタイヤでこなしたようで、すぐにピットに戻り、セッション後半でのアタックに備えた。

 セッション残り時間が13分を切ると、各車が続々とコースへ。岩佐はドゥーハンのトップタイムを更新することに成功するが、他のドライバーも軒並みタイムアップ。タイムシートは激しく入れ替わっていった。

 ドルゴビッチが1分20秒713でトップに浮上し、ドゥーハンが2番手に。岩佐は7番手までポジションを下げていたものの、再アタックでタイムアップ。アンダーステアに苦しみながらも、他車のスリップストリームも活用し、5番手までポジションを上げた。

 するとその直後、ユアン・ダルバラ(プレマ)のスピンで2度目の赤旗。3分57秒を残して、再度セッション中断となった。

 ドルゴビッチがセッション再開を待つことなくマシンを降り、セッション再開後にコースインしたマシンは数台のみ。上位陣に大きな変動はなく、ドルゴビッチが最速。ドゥーハン2番手、ローガン・サージェント(カーリン)が3番手となった。

 岩佐は5番手。佐藤は最後までアタックを続けた1台だったが、タイムアップはならず15番手で予選を終えた。