アルファタウリの角田裕毅は、F1第15戦オランダGPの予選でQ3に進出して9番手タイムを記録。第12戦フランスGP以来となるシングルグリッドからレースをスタートすることとなった。

 アルファタウリは今週末、フリー走行からトップ10に食い込めない状況が続いており、特に予選前のFP3では角田が16番手、ピエール・ガスリーが15番手に終わり、中団のライバルに対して後れをとっていた。

 しかし迎えた予選では、2台揃ってQ1を悠々突破。特に角田がQ1で記録したタイムは1分11秒427で3番手タイムであり、トップのマックス・フェルスタッペン(レッドブル)からわずか0.110秒遅れというものだった。

 Q2ではガスリーが11番手で惜しくも敗退となったものの、角田は10番手でQ3に駒を進めた。Q3ではセッション終盤にセルジオ・ペレス(レッドブル)がスピンしたことで多くのドライバーがラストアタックを完遂できず消化不良は否めない形となったが、角田は9番グリッドを手にした。

 角田はチームのプレスリリースの中で、予選前に施したセットアップ変更がうまくいったことが今回の予選パフォーマンスに繋がったと語った。

「FP3でのペースを考えると、正直Q3に進めたことはちょっとしたサプライズでした」

「ただ僕たちは、フリー走行の後に良い変更を加えて、僕はそれをうまくまとめてマシンから最大限のパフォーマンスを引き出すことができました」

「チームのハードワークが実を結びましたし、Q3に行けたことは本当にポジティブです。今日の改善ぶりにはとても満足しています。今はレースのことに集中していますが、レースに向けてはたくさんの良いデータがあるので、今夜はそれを見直して明日もトップ10でフィニッシュできるように頑張ります」

 またアルファタウリの車両パフォーマンス部門のチーフエンジニア、クラウディオ・バレストリは、予選に向けてのセットアップ作業について次のように補足した。

「金曜日のセッションの後、我々は自分のたちのパフォーマンスに満足していなかった上に、パッケージ改善の伸びしろがあることも分かっていたので、夜にセットアップを変更することにした」

「目指していたのは、タイヤマネジメントと全体的なパフォーマンスの向上だった。特にコーナーでは苦しんでいて、高速コーナーではスライドしてセクター1では後れをとっていた」

「今朝のFP3はその辺りを完全には解決できず、納得がいっていなかったのでさらなる変更を予選に向けて施したらそれがうまくいった。最終的にユウキが9番手、ピエールが11番手からスタートできるのは喜べる結果だ」

「レースを楽しみにしているし、レースではタイヤのマネジメント、デグラデーション(性能劣化)のコントロールが重要になる。これがうまくいけば我々はポイント争いに加わることができる」