アルピーヌのフェルナンド・アロンソは、F1オランダGPを13番グリッドからスタートしながらも、決勝レースで巻き返しを見せ、6位入賞を手にした。これについてアロンソは「レース中ずっと、予選みたいに攻めた」と語った。

 アロンソは予選Q2のアタックラップでトラフィックに見舞われ、タイムアップすることができず、Q3進出を逃した。マシンのパフォーマンスに自信を持っていたアロンソだが、この予選結果には大いに憤慨していた。

 しかし決勝では目覚ましい走りを披露。抜きにくいとされるザントフールトで複数回のオーバーテイクを成功させ、ポジションを回復……6位でのフィニッシュだった。これはアロンソにとっても、想定以上の好結果だったようだ。

「良いレースだった。今日は70周ずっと、予選をやっているようなモノだったよ。レース中、リラックスできる瞬間は一切なかったからね」

 アロンソはレース後にそう語った。

「スタートは良かった。でもアウト側にいたことからポジションをいくつか失ってしまったので、いくつか取り戻すために一生懸命戦わなければいけなかった」

「それから中間のスティントでハードタイヤを履いた時には、非常にハードにプッシュしなければいけなかった。そしてタイヤの鮮度が良く、レース終盤にリラックスできるかなと思った時にセーフティカーが入り、最後の12周は再び戦わなければいけなかった。確かに、非常に厳しいレースだった」

 前述の通り、追い越しが難しいと言われるこのコースで、アロンソは着実に順位を上げた。その詳細を、彼は次のように振り返った。

「オーバーテイクは難しかったよ。ランド(ノリス/マクラーレン)は、直線スピードが少し足りなかったと思うから、オーバーテイクが少し楽だった。アルファタウリの2台は、コース上でパスすることができたけど、ハードに履き替えるためにオーバーテイクした直後にピットインした。すごく早いタイミングだったけど、クリーンエアで走りたかったんだ。それは非常にうまく機能した」

「そして予選でQ3に行かなかったから、新品のソフトタイヤをもう1セット持っていた。全てがうまく行っているようだった。でも最後のセーフティカーの際に、他のドライバーたちは新しいタイヤに履き替えるためにピットストップした。ポジションを守るのに困難な状況もあったけど、最終的に6位になれたのは非常によかった」

 厳しいレースだったとはいえ、アロンソは今回のレースにかなり満足しているようだ。

「見直す必要があるけど、今季最高のレースのひとつだったと思う」

「シミュレーションでは、最高でも9位だと思っていたんだ」