8月、JAFによる2023年のFIA国際スポーツカレンダー登録申請一覧が公示された。そこにはスーパーGTやスーパーフォーミュラといった国内トップカテゴリーのレース日程に加え、F1などの世界選手権レースのスケジュールも明らかになった。

 スーパーGTとスーパーフォーミュラは概ね今季と同じ日程での開催となっているが、やはり気になるのは局地的な日程過密。特に4月は第2週にスーパーフォーミュラ富士戦、第3週にスーパーGT岡山戦、第4週にスーパーフォーミュラ鈴鹿戦が予定されており、ゴールデンウィークのスーパーGT富士戦と合わせると実質的な4連戦となっている。

 スーパーGTとスーパーフォーミュラに関しては、両カテゴリーを掛け持ちしているドライバー、チームが多く、もちろんオフィシャルやメディアといった関係者もその例外ではない。さらにスーパー耐久など他カテゴリーに関わっている者も多いため、週末をサーキットで過ごす頻度がF1関係者よりも高いという者も少なくないだろう。

 “働き方改革”が叫ばれる現代において、レース業界での過密日程にどう向き合っていくべきなのか? スーパーGTをプロモートするGTアソシエイション(GTA)の坂東正明代表は、スーパーGT第5戦鈴鹿の際に行なわれたGTA定例記者会見の中で、この件について次のように言及した。

「レース数はうち(スーパーGT)が8大会、JRP(スーパーフォーミュラ)が7大会、これにS耐や世界選手権レースがあることを考慮すると、その稼働率はハードなものになってきます」

「忙しくなってきている中で働き方改革に対応するためには、若手の入ってこられる環境を作ってあげないといけません」

「今稼働率が上がっているというのは、言い換えればそれだけ仕事があるということです。仕事のキャパが大きくなるというのは、業界全体にとっては良いこと。ただ今みたいに年寄りばかりだと疲れてしまいますから、そのスケジュールの中に若手がどんどん入ってこられるような環境づくりをすれば、(現状のスケジュールでも)継続してできると思います」

「新しい人を迎え入れる方法について、引き続きみんなでコミュニケーションをとっていきたいです」