F1第16戦イタリアGPのフリー走行2回目が行なわれ、カルロス・サインツJr.(フェラーリ)がトップタイムを記録した。

 ”スピードの殿堂”ことモンツァ・サーキットを舞台に開催されているイタリアGP。グランプリ初日は天候に恵まれ、気温27度、路面温度38度というコンディションの中でFP2が開始された。

 60分のセッションでは、まず各チームはミディアムタイヤやハードタイヤで走行をスタート。シャルル・ルクレール(フェラーリ)はフリー走行1回目での自身のトップタイムを塗り替える1分22秒307をマークしてトップに立つも、そのタイムをマックス・フェルスタッペン(レッドブル)が1分22秒303を記録して塗り替えていった。

 セッションが10分を経過すると、バルテリ・ボッタス(アルファロメオ)がまずソフトタイヤを投入し、4番手に浮上。その他のチームも残り40分というところから、ソフトタイヤを投入しての予選想定プログラムを開始した。

 フェルスタッペンは計測1回目のターン1でオーバーランを喫し、ラップアボート……2回目の計測でフェルスタッペンは自身のトップタイムを上回る1分21秒807を記録した。

 しかしここで、赤旗が提示。ミック・シューマッハー(ハース)がトラブルによりターン5のコース脇にマシンを止めたのだ。これにより、ルクレールを始め多くのドライバーがタイム計測を中断することとなった。

 セッションは25分を残し再開。計測を行なえなかった各ドライバーがユーズドのソフトタイヤでコースに戻った。その中でサインツJr.がフェルスタッペンのトップタイムを更新。1分21秒664をマークした。ルクレールもタイムアップを果たしたものの、3番手に留まった。セクター1最速がルクレール、続くセクター2〜3でフェルスタッペンが最速だった。

 一方で、赤旗前にタイム計測を終えていたランド・ノリス(マクラーレン)やペナルティによりグリッド最後尾が決まっている角田裕毅(アルファタウリ)、ルイス・ハミルトン(メルセデス)はユーズドのミディアムタイヤに切り替え、決勝レースを見据えたロングランを開始した。

 予選想定を終えたドライバーも続々とユーズドのミディアムタイヤへ切り替え始めた。フェルスタッペンはトラフィックの影響もあるものの、基本的には1分25秒台で周回。対してサインツJr.は同じユーズドのミディアムタイヤで1分26秒と、フェルスタッペンが頭ひとつ抜け出している状況だ。

 残り時間が少なくなってくると、ルクレールがユーズドのソフトタイヤ、エステバン・オコン(アルピーヌ)やアレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)などはハードタイヤに切り替えた。ハミルトンや角田と同様に、イタリアGPでPU交換によるグリッド降格ペナルティを受けるボッタスは、ここで新品のハードタイヤを投入した。

 各ドライバーが最後まで精力的に周回を重ね、FP2は終了。トップ3は変わらずサインツJr.、フェルスタッペン、ルクレールの3名。4番手にはノリス、メルセデス勢は6番手セルジオ・ペレス(レッドブル)を挟んでジョージ・ラッセルが5番手、ハミルトンが7番手となった。

 その後ろにはアルピーヌ勢が並び、10番手には直線スピードに長けたマシンを持つウイリアムズのアレクサンダー・アルボンが入った。

 角田はミディアムタイヤで計測した1分23秒217で15番手。チームメイトのピエール・ガスリーからは0.082秒落ちというタイムだった。また、角田はユーズドのミディアムタイヤでロングランを行なったが、15周以上の走行を通じて1分27秒前半をキープと、直近のライバル勢に比べても力強いペースを示していた。