FIA世界耐久選手権(WEC)第5戦富士6時間レースの予選が行なわれた。予選最速タイムをマークしたのは、トヨタ7号車の小林可夢偉だった。

 週末を通じて曇りがちだった富士スピードウェイだが、予選を前にサーキット上空は夏の再来を思わせるような青空に。気温は28度前後ながら、路面温度は42度まで上昇し、14時40分からGTE車両の予選、15時からLMP2クラス、ハイパーカークラスの予選が実施された。それぞれ10分という短いセッションでアタックし、決勝レースのグリッドが決定される。

 トヨタは7号車が小林可夢偉、8号車はブレンドン・ハートレーがアタックを担当。アルピーヌ36号車はマシュー・バクシビエール、プジョーは93号車がジャン-エリック・ベルニュ、94号車はロイック・デュバルがマシンに乗り込んだ。

 真っ先にタイムを出したのは93号車。1分30秒ジャストのタイムだったが、これを小林の7号車が上回り1分29秒234を叩き出した。ランキング2番手のトヨタ8号車は、わずか0.031秒及ばず2番手となった。

 性能調整で苦戦が予想されていたアルピーヌは、フリー走行では爪を隠していたのか、1分29秒446をマーク。0.212秒差でトヨタ勢に続いた。

 その後もハイパーカークラスの各車は、クールダウンラップを挟みながらアタックを継続。ハートレーはわずかにタイムアップして見せたがオーダーに変化はなく、トヨタ7号車がポールポジションを獲得。トヨタの2台が母国でフロントロウを確保した。

 LMP2クラスは、セッション最後まで各車のアタックが続けられたが、最終的にポイントリーダーのJOTA38号車がポールポジション。AFコルセの83号車が2番手となっている。

 LM-GTE Proクラスは、マイケル・クリステンセンがアタックしたポルシェ92号車が1分36秒371をマークし、まずトップに立つ。これを上回ろうとアタックした51号車フェラーリのジェームス・カラドだったが、0.195秒及ばなかった。

 最終的に、ポルシェとフェラーリが交互に並ぶ形に。コルベット64号車は5番手となった。

 Amクラスは、TF SPORTの33号車アストンマーチンがクラストップ。D'station Racingの777号車アストンマーチンは星野敏がチェッカーを受けるラップでタイムアップを果たし、4番手に食い込んだ。

 木村武史がアタックを担当したTEAM PROJECT1の56号車ポルシェは6番手。急転直下で出場が決まり、乗り慣れないポルシェでのアタックとなったが結果を残した。