フェラーリは、テストドライバーであるロバート・シュバルツマンをF1アメリカGPのFP1で起用することを発表。シュバルツマンはこれで、F1公式セッションデビューを果たすことになった。フェラーリは今シーズン中にもう一回、シュバルツマンをFP1で走らせる予定だとしているが、そのグランプリについてはまだ明らかにされていない。

 今シーズンは各チームとも、全22戦中2戦のFP1でルーキードライバーを起用することが義務付けられている。フェラーリはまだこの義務を一度も消化していないが、アメリカGPのFP1で、その1回目を実行することになった。ドライブを担当するのはシュバルツマンである。

「我々のチームで2回のFP1を担当するのは、ロバート・シュバルツマンだ」

 フェラーリのレースディレクターであるローレン・メキーズはハンガリーGPの時点でそう語っていた。

「どのイベントになるのかはまだ決定していない」

「シンガポールのように、レースドライバーができるだけ多く走る必要のあるグランプリを選ぶことはないだろう。そしてピレリのテストがある週末なら、それが問題になるとは思わない」

 シュバルツマンは2019年のFIA F3でチャンピオンに輝き、2021年にはFIA F2でオスカー・ピアストリに次ぐランキング2位になった。そして今季はF2には参戦せず、フェラーリのテストドライバーのひとりとしてシミュレータ作業を担当し、レースチームを手助けした。

 また昨年12月にアブダビで行われたF1の若手ドライバーテストに参加し、フェラーリSF21とハースVF-21の2台をドライブするなど、実際のF1マシンを走らせた経験を有している。

 シュバルツマンはこれまでロシア国籍でレースに出場していたが、同国がウクライナに侵攻したことにより、ライセンスが停止された。そのためシュバルツマンは、生まれ故郷であるイスラエルのライセンスに切り替えることで、走行することを可能としている。

 またFIA F2にカーリンから参戦中のローガン・サージェントも、同じアメリカGPのFP1で、ニコラス・ラティフィのウイリアムズを走らせる予定だ。これが予定通り実現すれば、サージェントはアレクサンダー・ロッシ(2015年)以来のF1公式セッションを走るアメリカ人ドライバーということになる。